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歴史と視点―私の雑記帖 (新潮文庫)
 
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歴史と視点―私の雑記帖 (新潮文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 227ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1980/05)
  • ISBN-10: 4101152268
  • ISBN-13: 978-4101152264
  • 発売日: 1980/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By V36
形式:文庫
司馬遼太郎の若かりし兵隊時代のエピソードが書かれています。
文中に「女のヒステリー」「女の腐ったような」という現代の新聞ではまずお目にかかる事のない、ストレートな表現が軽快で、皮肉な話の内容をどこか新鮮な気持ちで読ませてくれます。

短編的な雑記帳ですので、普段は小説を読まない方でもオススメな内容です。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By flm4103
形式:文庫
第2次世界大戦史に興味を持つ自分としては、数ある司馬作品の中でも一番おもしろかった作品でした。
特に知られざる日本の戦車についてこれほど正しく描かれた書物はないでしょう。技術的に全然だめな記述も思想的な偏りではなく事実に基づくものであり、痛快この上ありません。現実として日本の戦車はアメリカ軍のM4に全く歯が立たなかったわけですが、そのM4はドイツ軍やソ連軍の戦車には大苦戦を強いられたわけで、世界水準ではいかに日本の戦車はだめだったかという証左になります。三式の装甲の材質の話はちょっと疑問がなくはなりませんが、電動砲塔がうまく動かなかったこと、馬力不足で起動がとても難しかったことなどは、この本で初めて明らかにされたことだと思います。おそらくこれでは実戦の投入されてもあまり役に立たなかったでしょう。
ところが主に技術者系の書き物によると空冷ディーゼルはどうとか、1930年代の設計にしてはとか負け惜しみのオンパレードですが、兵器というのは実戦で役に立ったかどうか以外に全く価値はないものですから、この本は非常に価値がありますね。
あと当時の軍人の雰囲気も面白かったですが、一番興味をひかれたのは変な話ですが、軍隊の日常生活の話でした。意味もないのに装甲板を磨いたり、必要もないのに尾栓をを分解したり。さぼり方って今も昔も変わってないんだな思いました、こういう話って、なかなか伝わらないから貴重ですね。
それから他に収録されている歴史のこぼれ話の数々もとても面白かったです。特に「豊後の尼御前」の話。こんな女性が戦国時代に居たなんて!驚きました。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
それは「同じ過ちを繰り返さない為」
私はそう解釈しています。
司馬氏が、歴史について語るこのエッセイ集の中で、
特に圧巻なのは自ら生きた戦争の時代について語っている
章でしょう。

例えば、日本陸軍が自分の実力を錯覚して、無謀とも言える戦争に突入していく様子を
こう描写しています。
「国家に責任をもっている専門家とか、その専門家を信用する世間の常識というものほど
あやうくもろいものはないということを、大日本帝国というのは国家というのは国家と国民を
噴火口にたたきおとすことによって体験した。」
そしてその当時の状況を「冷静な後世の常識ではとうてい信じがたいことが多い。」と述べています。

「SPEEDI」(緊急時迅速放射能予測影響ネットワークシステム)の情報が自国の閣僚関係者よりも、
そしてまず真っ先に情報を必要とする自国の住民よりも先に米軍に提供され、
気象庁の放射性物質拡散予測データがIAEA(国際原子力機関)に逐次報告されるのに
国民に知らされたのは事故の25日後だったということ。
そしてどう考えても「危険」な原発を、自然災害が多く、人口密度が高いこの国で
「安全だ」の一点張りでこんなに作り、そして3.11から一年たった今、
こんな事故を起こし、今なお苦しんでいる人たちを尻目に、
再稼動へと着実に進んでいる今の状況と同じにしか思えません。
しかも、先日見たTV番組では、世界では常識の「全電源喪失」に対する対策を、
原子力安全・保安院は「考慮する必要はない」としていたそうです。

また、当時の高級軍人に対してはこう語っています。
「組織」ととしてでなく個々の[高級軍人]として、かれらが自分の胸に手をあてて
本当に日本が勝てるとおもっただろうか。[勝てる]と思ったとすればそれは
[軍事]専門家でもなんでもなく、素人か、キチガイか、そのどちらかにちがいない。
おそらくかれら個々の本心はとても[勝てない]とおもっていたであろう。
しかしその本心をたとえ個人的に同僚に話したとしてもかれは官僚として自滅するにちがいなく、
極端にいえば自分の保身のほうが[国家の存亡]よりも大事だったのである。

[軍人]を[再稼動を進める、あるいは黙認している人々]、
[勝てる・勝てない]を[安全・危険]と置き換たら、
全く今の状況だと思います。

日本国憲法第十五条では
「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。」とあります。
でも、この事実を見ると、彼らは一体誰の「奉仕者」なんだろう。
少なくとも、日本の「一般国民」ではないということ?
もちろん、官僚がそんな人ばかりでは無いと思いますが、
このことについてほとんど語られない現状と、今苦しんでいる方たちの事を思うと、
とても悔しいです。

あの日から1年後の今思うこと。
この現実をしっかりと受け止めながら、
今の世代が後世の人に
「何も学ばず、苦しんでいる人々に目を背け、
ただ国が破滅に向かうのを傍観していた信じられない世代」
と評価されることのないよう行動していくことしかないだろう、ということです。
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投稿日: 2009/6/21 投稿者: omr
副題の「私の雑記帖」が内容を良く示している。夏休みの読書に良いかも。
司馬遼太郎の文章だから、自然に入っていけるでしょう。夏休みに入ってぼんやり時間の合間にぱらぱらと読むのが楽しい。でも、内容は、さすが博覧強記の著者の「雑記帖」。歴... 続きを読む
投稿日: 2008/7/24 投稿者: 古本屋A
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投稿日: 2005/4/5 投稿者: emir1969
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