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歴史と出会う (新書y)
 
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歴史と出会う (新書y) [新書]

網野 善彦
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦後日本の歴史学が生んだ泰斗、網野善彦の仕事は、左翼運動の挫折を乗り越えるための厖大な読書量と、さまざまな人々との出会いから生まれた。その成果は歴史研究の枠をはるかに凌駕してベストセラーを生み出し、さらにその影響力は文学や映像の世界にまで拡がっている。読者と同じ目線で歴史を学び、研究することの愉しさを教えてくれる一冊。

内容(「MARC」データベースより)

歴史家・網野善彦は、厖大な読書量とさまざまな人々との出会いから、歴史研究の枠をはるかに凌駕する成果を得た。彼の短文・対談・インタビューなどを編集。歴史を研究することの愉しさを教える。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2000/05)
  • ISBN-10: 4896914627
  • ISBN-13: 978-4896914627
  • 発売日: 2000/05
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 0.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
日本中世史家の網野さんのいわば学会とは別の分野での対談や短文を集めたもの。『バナナと日本人』の鶴見良行さんとの対談や、民俗学者の宮本常一さんの仕事への論評、さらにはヨーロッパ中世史家の阿部謹也さんの本の解説、「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」で有名な宮崎駿さんとの対談など盛りだくさんの内容で、一粒で2度以上おいしい一冊です。以前、阿部氏と合せて社会史ブームの両雄のようにいわれましたが、実際の普通の人たちの生活から掘り起こした「海の民」の(再)発見等は、単なるブームに終わらない本質的な歴史観や世界観の転換につながると思います。
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By dream4ever VINE™ メンバー
形式:新書
懇意にしている編集者の方が網野さんのこれまでの網野氏の短文、対談、インタビューをまとめたもの。

網野史学の素人である自分には網野さんの背景や人の繋がりが分かって面白い。備忘録として下記を書き留めておきたい。

このように江戸までのものを正当に継承せず、いたずらに欧米に傾斜した反面で、明治のリーターたちは神話を事実とする「国史教育」を徹底してやるわけですね。

「日本」という国の名前が初めて正式に決められ、日本国が地球上に現れたのは7世紀末から8世紀初めです。だからそれ以前には「日本」も「日本人」もいないわけですし、逆にいつか「日本」という国名が変わる可能性もある。つまり国民の総意があれば変えることができるのです。そう言う意味で「日本」を徹底して相対化して教えなかった点が自己批判の一点です。それと日本は農業国であり、百姓は農民だと教えたこと、さらに日本は孤立した島国だと教えたこと。この3点を自己批判すると話したのです。(日本社会の歴史刊行を機に)

また宮崎駿監督との対談も面白い。

宮崎:百姓というのまもっと広義な意味で、そこにありとあらゆる職業を含んでいるわけですね。

網野:ええ。百姓の中には商人や職人などいろいろな生業の人がいて、農業はその中のひとるです。だから「百姓一揆」も困窮した農民が一揆を起こしたと考えるのは間違いですね。中略 秩父事件でも博打打ちが先頭に立っていたでしょう。田代栄助という総裁は博打打ちですよ。

もちろん、宮本常一氏の仕事に対する感動や思いも綴られています。
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By くま
形式:新書
歴史家はなかなか自伝を書かない。それもそのはず、歴史家が自伝を書けば、その背景は自ずと現代史な訳だから、古代~中世を研究しているものにとっては苦痛以外のなにものでもないはず。この本では、読書歴、対談、追悼文を集成する事で、網野善彦自身の歴史が浮かび上がる仕組みになっている。特に青年時代にところがいくつか明らかになってきた。しかし、例えば55年問題に対して、彼がどういう態度を取り、どういう行動を取ったかは、暗示はされているが明らかになっていない。来るべき網野善彦評伝を待つしかないのであろうか。
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