現在の歯科医療の問題点を、虫歯や歯周病、インプラント、顎関節症などの分野に分けて厳しく指摘しています。
著者の言うことに従うと、今の歯科医師のほとんどは、歯周病も治せないし、虫歯にしても治すというよりは、壊れた歯を直しているだけなのでどんどん歯を失うだけ、てな具合で、これまでの歯科医療を受けていた我々をとことん不安に陥れてくれます。
これまで患者の立場では全く理解していなかった専門家にとっての常識がわかったという点では、確かに読む価値があったと言えます。
ただ、著者自身も後書きで書いていますが、それに対する対策というものが、全く書かれていません。というか存在しないのかも知れないですが。
じゃあ、この不安と不審一杯の状態で、結局問題だらけの今の歯科医療を受け続けるしかないのか、と暗澹たる気持ちにさせられました。
このがっかり感で、星三つとしました。