この本に出会ったのは、初版直後の20年前です。
私の努力の欠如で一時的に歯ぐきが不調になった時はありますが、年齢的に歯周病で歯が抜けてもおかしくない年まで、深刻な歯周病に悩まされることなく過ごせたのは、この本で学んだ歯科知識のお陰です。
この本で、最も力を入れて書かれているのが、「歯磨き」です。
子供の頃、学校で教わった歯磨きとは別物です。
歯ぐきを鍛錬することを目的に行われる為、時間をかけて行う必要があります。
毎日、丁寧なブラッシングを継続して行うのは、私には不可能で、おろそかになってしまうことがよくありました。
そのため、軽い歯周病状態には何度もなっています。
が、その都度、自分で治してきました。
歯周病は自分で治せます。いえ、片山先生の言葉を借りると
「歯周病は患者自身でしか治せない。歯科医はその手伝いをするだけ」
です。
(ぐらぐらで今にも抜けそうな歯は、自分だけでは治せません)
時にはさぼっても、ずぼらな私がなんとか続けられたのは、この本で学んだ「ながら磨き」のお陰です。
長時間の歯磨きは大変ですが、それを続けられる方法も書かれています。
片山式歯磨きは、歯周病治療であると同時に、歯周病予防としても、とても有効です。
治療を目的とした歯磨きに比べると、とても少ない労力で健康な歯ぐきを維持できます。
今、歯周病で悩んでいる人はもちろん、そうでない人も必読の書だと思います。