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歪んだ正義―特捜検察の語られざる真相 (角川文庫)
 
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歪んだ正義―特捜検察の語られざる真相 (角川文庫) [文庫]

宮本 雅史
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

特捜検察神話、崩れる!!
ずさんな捜査、マスコミを利用した世論の形成、シナリオに沿って作る調書……。「歪んだ正義」の驚くべき実態を、現職特捜検事や検察内部への丹念な取材と、公判記録・当事者の日記等を駆使して解き明かした問題作!

内容(「BOOK」データベースより)

常に「正義」のイメージが先行する検察。だがその奥底には深い「闇」を抱え込んでいた。ずさんな捜査、マスコミを利用した世論の形成、シナリオに沿って作成する調書…。これまで功績ばかりが注目され、捜査手法や内容は一切検証されずにきた検察の驚くべき姿を、その「歪み」の源流へとさかのぼり追究。特捜検事や検察内部への丹念な取材と、公判記録、当事者の日記等を駆使し、戦慄の実態をえぐりだした問題作。

登録情報

  • 文庫: 331ページ
  • 出版社: 角川学芸出版 (2007/05)
  • ISBN-10: 4043827032
  • ISBN-13: 978-4043827039
  • 発売日: 2007/05
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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30 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dvrm トップ100レビュアー
形式:文庫
 本書は、戦後創設された特捜検察の性質を決定付けた「造船疑獄事件」と「ロッキード事件」の丸紅ルート、それぞれの捜査実態と、上記の事件捜査・公判によって性格づけられた捜査手法が大きな齟齬をきたした「東京佐川急便事件」の顛末、及び金丸信への逮捕・起訴による権威回復までの経緯を詳しく記すことで、特捜検察が示そうとする「いわゆる正義」に対する疑義を表明した一冊。

 構成は、年代の新しい「東京佐川急便事件」から比較的に古い「ロッキード事件」丸紅ルート、「造船疑獄事件」へと遡っていく形をとっていて、結果として特捜検察が本質的に持っている病根が段階的に明らかになっていく効果がある。

 読み進めていくと、にわかには信じられない記述に幾度となく出会う。つい最近まで、佐川急便の事件やロッキードの事件について疑いを抱くきっかけもなかった自分としては、初めて知らされる事実が多すぎて驚いてしまった。ほんの少し前まではマスコミが言うんだから事実だろう、と報道を丸呑みするだけだったことに、改めて気づかされた。特捜検察が捜査の構図を描き、時には構図通りに事実を創設、あるいは誘導、見方によっては捏造することがあるなんて、考え付くこともなかった。更に、マスコミを捜査機関の一部門のように機能させてしまう手練手管の数々、最近になって薄々は感づいていたもののやはり、といった感じだ。

 真実、正義、といった言葉の実質が公権力の下にあってはどうにでも操作されうるものになり始めていることに気がついてくる一冊。そんなことはいつの世でもそうだった気もするが、いまだにそうであることを思うと暗い気持ちになる。
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25 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
形式:文庫
東京地検特捜部といえば、ロッキード事件などで「日本の正義」という印象がありました。
しかしライブドアや村上ファンドに関わる辺りから、「本当に正義なのか」と疑問を感じていました。そういったぼんやりとした印象をはっきりと像にしてくれたのが本書です。
つまり検察が意図的にマスコミにリークし、世論を形成させ、明白な証拠とはいえない調書(自白)でもって有罪にさせるというパターンです。
そういったパターンがどのようにして形成されていったのかを、東京佐川急便、ロッキード、造船疑獄をテーマに、検察のあり方、背景などを「すべては霧の中」のため推測でしかありませんが丹念に検証した説得力ある内容です。
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
この所、続けて読むことになってしまった産経新聞記者の手になる『検察批判』の書である。
こちらの帯では流行語『国策捜査』の生みの親,佐藤優氏が
『本書は日本の司法に対する死亡診断書だ』と、叫んでいらっしゃる。

この本の2年後くらいに出版された批判の書では「検察崩壊」となっていたので、
おそらく,検察は一度死に、ゾンビのように蘇ったか、キリストのように復活したのはいいが、
また崩壊寸前の病にかかってしまったのだろう。かわいそうな検察。

しかしこの本中身は面白い.検察と対決する役者が,佐藤栄作,田中角栄,金丸信と
大看板なのである。これなら検察がおかしくても『石川五右衛門と怪盗ルパン」の戦いみたいで
面白いから,検察がおかしくてもちょっと目をつぶっておこうという私はやっぱり、
不謹慎極まりないのである。
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