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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自衛隊という世界,
By Roko (東京都江東区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 歩兵の本領 (単行本)
各人が腹に一物持った状態で戦っていたら、イザという時に負けてしまう。だからイヤな事に関しては徹底的に発散するという考え方は、不条理のようでありながら実に現実的・理想的な考え方ですね。 自衛隊という世界は俗世間(娑婆)とは全く違う所ではあるけれど、ある意味ではとても分かりやすい世界なのかなと思えてきました。それにしても、くしゃみの止め方やおならの止め方まで教えてくれる自衛隊ってスゴイ!!
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この本がきっかけです!!,
By
レビュー対象商品: 歩兵の本領 (講談社文庫) (文庫)
私はこの本をきっかけに浅田中毒になりました!本となると挫折することしばしば。でもこの本はスラスラ読めたので初心者でも大丈夫だと思います。自衛隊に興味ある人はなおいいでしょう。なんせ話の中身は自衛隊ですから。今の自衛隊とは環境も規律も違うので、こういう時代もあったんだなと思いながら読んで欲しいと思います。時代風景やその時代の自衛隊員は何を思っていたのかを感じとって欲しいと思います。そして、おおいに涙して下さい!!
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
浅田次郎が描く自衛隊,
By
レビュー対象商品: 歩兵の本領 (講談社文庫) (文庫)
学生運動華やかりし頃、はたまた高度成長真只中の1970年、事情を抱え自衛隊という特殊な社会に身をおいた人々を描いた連作短編集。二年毎に至急される退職金を目当てに下士官への昇進を断り続け、部屋の主となっている古参兵のエピソード、旧軍生き残り予科練出身の老下士官のエピソードに始まり社会から隔絶された、階級社会のそのまた最下層の兵士たちを描く。 旧軍さながらの体罰・しごきが残る営内班生活が描かれれば、一方で浅田次郎のこと、奇妙な人々を描きながらその視点はやさしく収録された作品の最後にはホロリとさせる・・・。 保証人倒れで妻子を抱えた境遇で自衛隊に入った新入隊員に、営内班の全員で少ない給料から金を出しランドセルを買うエピソードにいたって最高潮に達する。また最終作では自衛隊を辞めることを決意した主人公に最後にわざと殴られるベテラン軍曹のエピソードも感動(ちょうどリチャード・ギア主演の映画「愛と青春の旅立ち」に登場した訓練担当の軍曹にも印象が似る)。 俗世間から隔絶されその成立ちから色眼鏡で見られるなど、奇妙な組織・人物たちという描き方だが、その底には著者自身がかつて属したという組織への愛情がにじんでいて、それがまたなんともいい雰囲気を残す。
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