今回の「歩くバンコク」に入っている広告を見ると、背表紙が日本系のラーメン屋台村、ページをめくればエステ、アクセサリー、日用品の宅配、語学学校にバンコク発の日本語観光となっています。
地図ページの中で一番くわしく書かれているのは、BTSプロンポン駅周辺。
つまり、そういうところに住んで、そういう広告が役に立つ人向けの本です。
逆に、観光スポットについては(ないわけではありませんが)そんなに触れられていません。
ドゥシット地区など、駅がない地区についてはほぼ全く説明がありません。
その点からも、観光向けのガイドブックとは方向が違うと言えます。
紹介される場所としては、ただ安い店と言うより、少し高くても素材などに気を遣っている店、という形で紹介されているところが多いです。
そういう意味で、ガイドブックとしての方向があわない人も出てくると思います。
特に、下世話だったり猥雑だったりするような話は注意深く避けられていますので、その方面の情報は(付近のお店情報であっても)期待できません。別のガイドブックやブログなどの情報と併用する必要があります。
また、その辺の話を抜きにしても、地下鉄の途中駅周辺や最近BTSが延伸された部分については情報が弱めですし、BRTやエアポートリンクの駅周辺の話はほぼなし、です。他は好みの問題ですが、沿線情報から始まった本として、せめて駅周辺はもう少し網羅して欲しいところです。
ただ、なんだかんだ言って期待するところの多い本で、近辺を行き来する際には必携の本でもあります。
そうそう、前年度までの版から変わって、表紙に使われている紙が薄くなっています。つや消し系の発色なので、同じものとして探すと見つけられないかも。