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武道の理論―科学的武道論への招待 (三一新書 (764))
 
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武道の理論―科学的武道論への招待 (三一新書 (764)) [新書]

南郷 継正
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 新書: 220ページ
  • 出版社: 三一書房; 増補版 (1972/01)
  • ISBN-10: 4380720012
  • ISBN-13: 978-4380720017
  • 発売日: 1972/01
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 なぜ上達するのか?, 2009/4/27
By 
リーダー (米国ペンシルバニア州) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 武道の理論―科学的武道論への招待 (三一新書 (764)) (新書)
上達することを、弁証法を用いて科学した著者の好著。
とかくスポーツや武道というと、習うより慣れろと根性論が先行しがちであるが、練習を繰り返して上達するとはどういうことなのか?という素直に考えると不思議な問題に、唯物弁証法の3つの原則という著者の信じる答えを用い、真摯に挑戦し、答えを追求している。
武道だけではなく、仕事のやり方や教育についても、理論と実践の在り方を考えさせられる書ではなかろうか。著者も実際に、他の書で認識論など幅広くその理論を発展させている。三浦つとむの「弁証法はどういう科学か」を先に読むと、理解が容易になるかもしれない。

一つ気になるのは、著者の挑発的な口調である。折角の切れ味の理論も、他をある種小馬鹿にするような口調で論じているところに、他人の理論や経験を重んじない傲慢さを感じてしまう。非常に勿体ないことであるように感じる。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 目次, 2009/2/14
レビュー対象商品: 武道の理論―科学的武道論への招待 (三一新書 (764)) (新書)
<カバー折り返し文>
 本書は、武道たるべき剣道・柔道・相撲・空手・合気道・拳法やスポー
ツに真剣に取組んでいる諸君や、現状を憂えるスポーツ記者諸君、特に努
力しながら、なお上達ののろい諸君にまず読んでもらいたいと思う。本書
は、現在迄に市販されている、科学的を売り物にしながらその実、技の連
続の解説にしかすぎない見せもの屋的書物ではない。
 私がここで展開しようとしていることは、そう大げさなことではない。
現在、弁証法についてその有効性が真剣に問いかえされているときに、全
然無関係と思われている場所から、そのものを弁証法性においてとらえ、
弁証法を適用することによって、その本質に迫りえたと自負する理論を提
示したいと思うのである。

目次

まえがき

プロローグ 武道への招待
 武道の世界と弁証法の原則
 サークル運営と組織論の体験
 殺しのテクニックの指導者
 若さのもつ意義

第I章 武道の本質

1 護身術としての武道
 自分で自分を守る術をもつ
 組織の指導者の見通し
 弱い人が弱さをカバーする
 弱者のものとしての武道
 武道に王道あり

2 科学としての武道理論
 神仏への訣別
 宗教的思考と科学的思考
 善意の出発と地獄への到達
 人間性と努力
 唯物論の立場に立たしめよ
 自己の中に分身を創りだす
 空手をスポーツとみる考え
 「学び方」をどうみるか

第II章 現代武道批判

1 武道のスポーツ化──これは真の発展であるか?
(1) 過去の鬼才と現代の貧困
 机龍之助のと音無しの構え
 姿三四郎と木村政彦
 日本柔道の危機
(2) 武道の再教育
 真剣な戦い技の応酬
 原始時代と同じ空手
 指導者の再教育
(3) 直観的武道論批判
 極意そのものの消滅
 宮本武蔵と都甲太兵衛
 据え物の覚悟と武者修行
(4) 剣道・柔道論
 ウドの大木としての成長
 時代の変化か
 防具と畳の採用

2 技についての基本的な錯覚
(1) 古い武道論の終焉
 大森曹玄の慨嘆
 哲学と武道論
(2) 堕落と論理的反省
 嘉納治五郎と技の理解
 一大変革の長所と短所
(3) "技"と"技の体得"
 現代の武道の上達法
 どういう過程で身につけるか
 技と技の使い方
 過渡期の問題
 乱取り形式と天才の完成
 空手=凶器論
 日本剣法の貴重な遺産

第III章 勝負論

1 勝負の構造
 命のやりとりが勝負の本質
 技の競いあいが最高のレベル
 天才と上達法
 待ち時間の存在
 待ち時間は零のなかで
 抽象的な上達論から具体へ

2 技を創る過程
 定石だけで合格か?
 武器化してからの練習
 創りあげ鍛えあげる
 複数の作業行程
 指導者と作業者の行程
 指導者の能力と論理的自覚
 まともな上達法その立体的構造
 学ぶ過程の理解
 公式を徹底的に教えこむ
 人間技から極意まで

第IV章 上達論

1 技を超えた勝負
 技の多きを誇るなかれ
 剣道とは勝負の事なり
 全人格をあげての闘い
 技の競いあいとはいかなることか

2 勝負のための技
 男子三年相見ざれば
 どうすれば失敗しないか
 秀才タイプ鈍才タイプ
 弱者のための上達法

3 人間技と武技の区別
 技の無さ理論の無さ
 人間的な肉体と技の形成
 人間としての限界を破る
 ケンカ剣法と武技
 超人間的な物を創る
 最初から最高の形を
 モデル・チェンジは不可能
 "技"体得の三段階
 乱取りと形の関係
 作文と文法とのつながり

4 勝負のなかの"精神"と"形"
 身体の大小の問題
 豪勇・徳三宝と木村政彦
 ヘーシンクの柔道論

5 技の学び取り方
 創りあげる過程の重要性
 最高の技と人間の感覚
 人間の力は極力避ける
 乱取りが骨折り損の段階
 喧嘩剣法の上限

あとがき
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16 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 現在の武道界に活, 2001/12/11
By カスタマー
レビュー対象商品: 武道の理論―科学的武道論への招待 (三一新書 (764)) (新書)
この本は、いままでとは違う武道論を展開している。その中心となるものが唯物弁証法である。いい意味でのしごき、稽古の量から質への変化、まさに、人間を科学的に解明し、また武道の論理のみでなく、その他得られるものは、数知れないとおもう。歴史的な書といっても過言ではない。
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