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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
なぜ上達するのか?,
By リーダー (米国ペンシルバニア州) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 武道の理論―科学的武道論への招待 (三一新書 (764)) (新書)
上達することを、弁証法を用いて科学した著者の好著。とかくスポーツや武道というと、習うより慣れろと根性論が先行しがちであるが、練習を繰り返して上達するとはどういうことなのか?という素直に考えると不思議な問題に、唯物弁証法の3つの原則という著者の信じる答えを用い、真摯に挑戦し、答えを追求している。 武道だけではなく、仕事のやり方や教育についても、理論と実践の在り方を考えさせられる書ではなかろうか。著者も実際に、他の書で認識論など幅広くその理論を発展させている。三浦つとむの「弁証法はどういう科学か」を先に読むと、理解が容易になるかもしれない。 一つ気になるのは、著者の挑発的な口調である。折角の切れ味の理論も、他をある種小馬鹿にするような口調で論じているところに、他人の理論や経験を重んじない傲慢さを感じてしまう。非常に勿体ないことであるように感じる。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
目次,
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レビュー対象商品: 武道の理論―科学的武道論への招待 (三一新書 (764)) (新書)
<カバー折り返し文>本書は、武道たるべき剣道・柔道・相撲・空手・合気道・拳法やスポー ツに真剣に取組んでいる諸君や、現状を憂えるスポーツ記者諸君、特に努 力しながら、なお上達ののろい諸君にまず読んでもらいたいと思う。本書 は、現在迄に市販されている、科学的を売り物にしながらその実、技の連 続の解説にしかすぎない見せもの屋的書物ではない。 私がここで展開しようとしていることは、そう大げさなことではない。 現在、弁証法についてその有効性が真剣に問いかえされているときに、全 然無関係と思われている場所から、そのものを弁証法性においてとらえ、 弁証法を適用することによって、その本質に迫りえたと自負する理論を提 示したいと思うのである。 目次 まえがき プロローグ 武道への招待 武道の世界と弁証法の原則 サークル運営と組織論の体験 殺しのテクニックの指導者 若さのもつ意義 第I章 武道の本質 1 護身術としての武道 自分で自分を守る術をもつ 組織の指導者の見通し 弱い人が弱さをカバーする 弱者のものとしての武道 武道に王道あり 2 科学としての武道理論 神仏への訣別 宗教的思考と科学的思考 善意の出発と地獄への到達 人間性と努力 唯物論の立場に立たしめよ 自己の中に分身を創りだす 空手をスポーツとみる考え 「学び方」をどうみるか 第II章 現代武道批判 1 武道のスポーツ化──これは真の発展であるか? (1) 過去の鬼才と現代の貧困 机龍之助のと音無しの構え 姿三四郎と木村政彦 日本柔道の危機 (2) 武道の再教育 真剣な戦い技の応酬 原始時代と同じ空手 指導者の再教育 (3) 直観的武道論批判 極意そのものの消滅 宮本武蔵と都甲太兵衛 据え物の覚悟と武者修行 (4) 剣道・柔道論 ウドの大木としての成長 時代の変化か 防具と畳の採用 2 技についての基本的な錯覚 (1) 古い武道論の終焉 大森曹玄の慨嘆 哲学と武道論 (2) 堕落と論理的反省 嘉納治五郎と技の理解 一大変革の長所と短所 (3) "技"と"技の体得" 現代の武道の上達法 どういう過程で身につけるか 技と技の使い方 過渡期の問題 乱取り形式と天才の完成 空手=凶器論 日本剣法の貴重な遺産 第III章 勝負論 1 勝負の構造 命のやりとりが勝負の本質 技の競いあいが最高のレベル 天才と上達法 待ち時間の存在 待ち時間は零のなかで 抽象的な上達論から具体へ 2 技を創る過程 定石だけで合格か? 武器化してからの練習 創りあげ鍛えあげる 複数の作業行程 指導者と作業者の行程 指導者の能力と論理的自覚 まともな上達法その立体的構造 学ぶ過程の理解 公式を徹底的に教えこむ 人間技から極意まで 第IV章 上達論 1 技を超えた勝負 技の多きを誇るなかれ 剣道とは勝負の事なり 全人格をあげての闘い 技の競いあいとはいかなることか 2 勝負のための技 男子三年相見ざれば どうすれば失敗しないか 秀才タイプ鈍才タイプ 弱者のための上達法 3 人間技と武技の区別 技の無さ理論の無さ 人間的な肉体と技の形成 人間としての限界を破る ケンカ剣法と武技 超人間的な物を創る 最初から最高の形を モデル・チェンジは不可能 "技"体得の三段階 乱取りと形の関係 作文と文法とのつながり 4 勝負のなかの"精神"と"形" 身体の大小の問題 豪勇・徳三宝と木村政彦 ヘーシンクの柔道論 5 技の学び取り方 創りあげる過程の重要性 最高の技と人間の感覚 人間の力は極力避ける 乱取りが骨折り損の段階 喧嘩剣法の上限 あとがき
16 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
現在の武道界に活,
By カスタマー
レビュー対象商品: 武道の理論―科学的武道論への招待 (三一新書 (764)) (新書)
この本は、いままでとは違う武道論を展開している。その中心となるものが唯物弁証法である。いい意味でのしごき、稽古の量から質への変化、まさに、人間を科学的に解明し、また武道の論理のみでなく、その他得られるものは、数知れないとおもう。歴史的な書といっても過言ではない。
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