数十年間「少年」をやっている二人の大人の対談。
前作の「戦争のリアル」では対談といいながら押井氏の発言が岡部氏のそれを凌駕していたが、「武道のリアル」では攻守のバランス
が良く押井氏が完全に聞き役に徹していたり、アニメやゲームの話になると今野氏の発言が「ふふふ」・「おー」・「ああ」となり
受け方が自然で押井氏が熱くなっている事がうかがわれる。
内容は、格闘技の好きなオジサンが昔から疑問に思っている格闘技に関する「ウワサ」・「都市伝説」から沖縄の空手の歴史、格闘技
映画のあれこれとバラエティにあふれて詰め込み過ぎ。しかし現役で実践されていることもあり地に足がついた内容で、これから義務
教育で「柔道」が必修になることもあり[第5部]指導者の条件は教育者にも読んでもらいたい。
「生兵法は怪我のもと」なのに、これ以上の事故が起こらないよう「武」という精神の本質を知る良い本だと思う。