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武田信繁 (PHP文庫)
 
 

武田信繁 (PHP文庫) [文庫]

小川 由秋
5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

江戸時代において「まことの武将」と評されるとともに、その家訓が武士の心得として読み継がれるなど、後世の武士に大きな影響を与えた仁徳の武将、武田信繁。
父・信虎に廉直な気質を愛され、次代の後継者とも目されていた信繁だったが、家臣・領民のために兄・信玄に従って父を追放。
兄弟、親族同士が争う戦国時代にあって信玄を献身的に支えた。家臣の統制と領国経営に力を発揮するとともに、権力の大きさゆえに道をはずれそうになる信玄を、自身を犠牲にしてでも正す役目を負う。
そして川中島の合戦では、信玄を守るために壮烈な戦死を遂げた。信玄は遺骸を抱いて号泣し、武田家臣団からは「惜しみても尚惜しむべし」といわれるだけでなく、敵である上杉謙信さえもその死を悼んだという。
武田二十四将、随一の副将の生涯を爽やかに描く長編小説。
文庫書き下ろし。

内容(「BOOK」データベースより)

江戸時代「まことの武将」と評され、その家訓は武士の心得とされた無私の補佐役、武田信繁。兄弟、親族同士が争う戦国時代にあって領国経営に苦悩する兄、信玄を献身的に支え続けた。川中島の合戦で、兄を守るために壮烈な戦死を遂げた際には、信玄は遺骸を抱いて号泣し、敵である上杉謙信さえもその死を悼んだという。武田二十四将、随一の副将の生涯を爽やかに描く長編小説。

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2011/10/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4569677231
  • ISBN-13: 978-4569677231
  • 発売日: 2011/10/5
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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本書は武田信玄の実弟・典厩信繁を題材にした作品です。物語は父・信虎追放から第4次川中島合戦で信繁が沒するまでが描かれています。
信繁といえば99ヶ条に及ぶ家訓や真田信繁(幸村)の諱の由来等で知られていますが、その実像については未だに不明瞭な部分も多い様です。恐らく著者は主に家訓から信繁の人物像に肉薄すべく取り組まれたと思うのですが、輪郭すらまま成らない内容に終始しています。
流れとしては甲斐武田家を取り巻く歴史推移が中心であり、信繁が登場するのは信玄と2人で語らう場面が殆どです。信玄が如何に諸豪族を束ねるのに苦慮していたのかと云うことは理解し易いのですが、補佐役として重きを成していたはずの信繁は、本筋から逸脱しがちで現実感が伴わない人物の様に思えてなりませんでした。

また後書きに「江戸時代になって広く読まれるようになった『甲陽軍鑑』において「山本勘助」が大活躍することになるが、武田の家臣団、特に重臣達の間ではあまり重んじられていなかったことがうかがえることを付記しておきたい」と記されている辺り、著者は『甲陽軍鑑』を余り参考にされてないようです(内容の端々でも仄めかされています)。とは云え信繁の最期を語る上で勘助は外せなかったようで、その中途半端な構成が作品全体の不調和に色濃く反映されています。

信繁に関する史料が乏しい以上、著者の想像力で整合性が保たれるべきだと考えますが、殆ど配慮されていないと言っても良いでしょう。一方で信濃侵攻を初めとする外征や甲斐武田家の内情については事細かく記述されています。ただ、武田信繁という人物を描いた小説としてはお勧めは出来ません。
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