角川系でない出版社が出す「ラノベ」レーベルは時々所謂ラノベ的なプロトコルを逸脱することがあるように思います。不定形なジャンルなので、下手な枷に自縛されないためにもそれで一向に構わないと思うのですが、この小説は(笑)。
1巻は硬派によく練り込んだ武侠風ホラ話なら成るシリアス面と主人公を初めとする登場人物一同の強烈なエロ描写面が見所でしたが、本巻ではシリアス面のエスカレートと共にエロ描写もまたえらいことエスカレートしてしまって、殆ど官能小説の域に到達しています。本物の官能小説のような独特の用語や定型会話が出てくる訳ではないので、まだしも「普通の小説」と呼べると思いますが、非エロ系ラノベレーベルでここまで書いたのは「デビル17」以来でしょうね。派手さはこちらのが上だと思います。何せ300人からの美女が一度にエッチしてたりしますから…
挿絵は好みもあると思いますが、取り敢えず電車の中では開けないレベルです。挿絵ページに差し掛かると一旦閉じて別の本を読んだりしてました。そして安全な環境になるとまた取り出してですね、て一体何やってんだか。