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武富士帝国の独裁者と言われた武井前会長とは、いかなる人物だったのか。元社員らは、「北朝鮮といっしょの絶対的な君主制度」「会長の命令は絶対。軍隊と宗教団体、それもカルト教団を足して二で割ったような会社だった」と回顧する。ナンバー2という存在を嫌い、いかに目をかけて育てても必ず最後には粛清したという。こうした独裁体制が長年維持されてきた背景には、人を人とも思わぬむちゃくちゃな貸し付け(過剰融資など)と、容赦ない取り立ての実態があった。また、巨万の富に群がる政治家、官僚、右翼、暴力団、さらには警察関係者やマスコミの存在も見え隠れしているとし、実名を挙げて同社との関係を追及していく。執拗な接待や交渉、裏工作などによって、本来は同社に批判的だったマスコミ人や弁護士が懐柔されていく過程が赤裸々に描かれている。
(日経ビジネス 2004/12/13 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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現在、洪水のように垂れ流すテレビCMで、女性を標的にソフトなイメージを植えつけようとしている業界最大手のこの会社も内幕は20年前の「サラ金」とまるで変わっていないことに本書を読んだ方は驚かれるでしょう。
それどころか、某国の独裁者を思わせる社風(社内を盗聴している、元会長の写真にお辞儀を強制される、社員の私用の携帯電話の記録を抜き打ちチェックされる等)、様々な暴力団とのただならぬ関係、
そして反権力的な言動を言う、テレビでもお馴染みの有名な文化人を如何に懐柔していったか。
勇気ある告発の本だと思います。
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