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武士道 (PHP文庫)
 
 

武士道 (PHP文庫) [文庫]

新渡戸 稲造 , 岬 龍一郎
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

かつての日本には、わが国固有の伝統精神があった。武士道もそのひとつである。それは、新渡戸稲造が1899年に英文で『武士道』を発表し、世界的な大反響を巻き起こしたことでもわかる。▼当時の日本は、まさに文明開化の真っ只中であった。怒涛の如く押し寄せる西洋の新しい価値観によって、社会全体がことごとく西洋化していった。その変わりゆく姿を見て、新渡戸稲造は「日本人とはなにか」を問い直そうと考え始めた。そして彼は失われゆく日本の伝統精神を振り返ったとき、「武士道」こそが、日本人の精神的支柱であり、それを世界に広く紹介することが日本のためになると考えた。▼本書はその現代語訳である。発刊当時の明治期と同様、現代の私たちは急速な国際化の中で、日本人のアイデンティティを見失いつつある。今こそ私たちはもう一度「日本人とはなにか」を問い直す時期にきているのではないか。倫理観・道徳観を改めて考えることができる格好の書。

内容(「BOOK」データベースより)

かつての日本には、わが国固有の伝統精神があった。その一つが武士道である。それは、新渡戸稲造が1899年に英文で『武士道』を発表し、世界的な大反響を巻き起こしたことでもわかる。本書はその現代語訳である。発刊当時の明治期と同様、現代の私たちは急速な国際化の中で、日本人のアイデンティティを見失いつつある。「日本人とはなにか」を問い、倫理観・道徳観を見直すことができる格好の書である。

登録情報

  • 文庫: 219ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2005/8/2)
  • ISBN-10: 456966427X
  • ISBN-13: 978-4569664279
  • 発売日: 2005/8/2
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私は孔子の『論語』が大好きなのだが、本書を読み始めて、『武士道』は『論語』の考え方が基礎になっていると知り、とても驚いたと同時に、表現しがたい喜びを感じた。
かくも日本人は素晴らしいのか、と。

誤解を承知で書くと私は『武士道』の思想を以下のように解釈した。
大雑把に分類しているので、多少の間違いには目を瞑って頂けることを願う。

義…自分の考えを持つこと「頭を使う」。『義』が強く出すぎると、頭が固く、他人の意見を受け入れられなくなる。

仁…思いやりの心「心を使う」。『仁』が強く出すぎると、人に流されやすく、依存する。

勇…決断すること「体を使う」。『勇』が強く出すぎると、荒々しくなり、他人の資源を奪う。

礼…相手に向かい合う姿勢「心を使う」。『礼』が強く出すぎると、ヘコへコし過ぎて、他人に媚びるようになる。

誠…約束を守ること「体を使う」。『誠』が強く出すぎると、小さいことにこだわり、束縛をする。

こうして見てみると、バランス感覚の難しさを実感する。私は他人に対する時の指針として、本書で学んだことを基盤にしていくつもりだ。

余裕があれば、孔子の『論語』も同時にお薦めしたい。
今は現代版に読みやすく訳した書がいくつも出ているので、自分の好みに合わせて選ぶと良いだろう。
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33 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アキンド トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
かつてエコノミック・アニマルと諸外国から揶揄され、バブル崩壊でそれさえも失った日本。

しかし、日本にも古来から培われてきた文化・思想・哲学があった――

その一つが「武士道」ではないかと思いました。

もちろん、現代においては古めかしいところもあるかもしれません。

ですが「哲学不在」とも言われる時代において、日本人の血に流れる(そして今もまだ続いていると思われる)思想・文化を見直すには、本書はちょうど良いのではないかと思いました。

PHP文庫版では、現代語に近い形で翻訳し直しており、分量的にも少ないので、読み始めるには最適かと思います。
このレビューは参考になりましたか?
37 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:文庫
日本は鎌倉時代から江戸時代の大変長期にわたり、一時期を除いて武家が支配する国であった。そして、武士道はその根幹を支えた思想である。ところが、武士道というのは、それそのものが聖書のような経典によって書かれて受け継がれてきたものではない。孔子の教えなども武士道の一部であって、すべてではない。しかも、当時の人たちはもうこの世にはいない。よって、武士道を知らない人がそれを知ろうとすれば、一般的には、「忠臣蔵」などの物語や史実をたどることによって断片的に理解を重ねてゆくか、あとは本書を読むのが手っ取り早い方法ということになる。

本書は、下級武士の家に生まれて海外で活躍した新渡戸が、日本についてあまり知識のない外国人向けに武士道について説明するために元々書いた本である。そのため、皮肉なことに昔の日本のことをよく知らない現代に生きる日本人向けのガイドとしても適した一冊となった。よって、難しそうな本だとしり込みする必要はない。訳も、今を生きる日本人向けにやさしく書いてある。

思想として共感する/しないは個人の問題だが、せっかく長い歴史を持つこの国に生まれたのだから、この国を長期にわたって支えていた思想について説明した本書を人生のどこかで読んでおくことは、無意味なことだとはいえないだろう。少なくとも、教養としては知っておいてもよいことだ。

本書を読む点で少し注意が必要だと思うのは、武士道が尊重されてきた背景にある実利的な部分については、十分説明されているとは思われない点である。武士道は精神的なものではあるが、それが維持されてきた背景には、武士道精神を守って忠義を尽くすことで、所領身分が安堵され、しかも自分の子供や孫にもそれを受け継ぐことができたという、武士たちにとって欠かせない実際上有利な点があったのだ。武士道精神を尊び忠義を尽くすことで自らが死んだ場合でもその子供については、そのような立派な親が育てた息子ということで高く評価されて奉公できる場合すらあった。また、武士道とはいっても、実際は戦国時代までは裏切りや寝返りは頻繁で、本当に厳格さを増したのは幕藩体制が確立した江戸時代である。つまり、武士道精神に従うということは、それ自体が時代にそって生きる上で役に立つ方法でもあったのだ。もちろん、支配する側にとってもその方が便利だったことは言うまでもない。

ということで、これはこれでひとつの思想として参考にはなるけれども、やはり時代が違うということも理解した上で読む必要がある。また、世界に優れた思想はこれだけというわけでもない。よって、武士道が日本の思想の中心であった時代とは異なる時代背景で生きている私たちの価値観は、現代を支配する様々な自由と制約の中で、私たち一人ひとりが探して構築してゆかなければならない。
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投稿日: 1か月前 投稿者: 雪消ゆうじ
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 恥ずかしながら新渡戸稲造の著作は未読であった。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 北野梅白
日本男児よ立ち上がれ!!
 本家本元の武士道について書かれた本です。
武士道とは何ぞやと思われるかたは一度読んでみてください。
投稿日: 10か月前 投稿者: とんぺい
とても読みやすい翻訳
明治時代に、日本人が、これだけの格調と教養とを兼ね備えた本を英語で書くことができたということは奇跡です。... 続きを読む
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