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武士道 (岩波文庫)
 
 

武士道 (岩波文庫) [文庫]

新渡戸 稲造 , 矢内原 忠雄
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (98件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

Synopsis

An exposition of the spirit of the samurai and the soul of the Japanese, written by Japanese internationalist, Nitobe Inazo. --このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

出版社/著者からの内容紹介

「武士道はその表徴たる桜花と同じく,日本の土地に固有の花である」.こう述べる新渡戸(一八六二―一九三三)は,武士道の淵源・特質,民衆への感化を考察し,武士道がいかにして日本の精神的土壌に開花結実したかを説き明かす.「太平洋の懸橋」たらんと志した人にふさわしく,その論議は常に世界的コンテクストの中で展開される.

登録情報

  • 文庫: 159ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (1984/10)
  • ISBN-10: 4003311817
  • ISBN-13: 978-4003311813
  • 発売日: 1984/10
  • 商品の寸法: 14.4 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (98件のカスタマーレビュー)
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Chivalry is a flower no less indigenous to the soil of Japan than its emblem, the cherry blossom; nor is it a dried-up specimen of an antique virtue preserved in the herbarium of our history. 最初のページを読む
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5つ星のうち 4.0 クリスチャンによる武士道, 2003/12/15
レビュー対象商品: 武士道 (岩波文庫) (文庫)
この本を読むときに、よろしければ気にとめて頂きたい点があります。
それは、著者、翻訳者ともにキリスト教徒であると言うことです。
(本の内容については、他の方々が既に充分な書評をかかれております。)

新渡戸稲造はクエーカー派と呼ばれるキリスト教徒です。
クエーカーは「内なる光」という直感的な「良心」を重視し、

「沈黙の礼拝」を行います。日本の座禅ににている礼拝で、
儀式もなく、聖書に元ずく平和主義で知られているグループです。
アメリカ・イギリス両クエーカーの団体は1947年に
ノーベル平和賞を受賞した経験があります。

一方、翻訳者の矢内原忠雄は内村鑑三の流れを汲む「無教会」という

キリスト教の伝道者で、戦後2代目の東京大学総長に選ばれており、
激務にありながら、毎週日曜日は集会で「聖書講義」を行った方です。
第二次大戦中は、非戦論者として知られました。
そのために、東大教授職を追われた方です。

私たちは、この「武士道」を読むに当たり、
なぜこの純日本的とも言われる武士道精神が、

俗に言う「西洋の宗教」であるキリスト教の信者によって書かれたのか、
静かに考えてみることは、意味があることではないでしょうか。
なぜこの本が、非キリスト教徒によって
書かれることがなかったのか、考えることは大事であると思います。

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83 人中、75人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 武士道2000, 2003/7/21
レビュー対象商品: 武士道 (単行本)
新渡戸稲造の名著「武士道ー日本の魂」が出版されて西暦2001年でちょうど百年になる。

この まえがき の一文からこの本は始まる。

新渡戸稲造の「武士道ー日本の魂」を訳した本は多数あり、「武士道」の内容に関する意見、内容レビューも多く書かれているので内容にはもう特に触れる必要はないと思う。的確に書かれた他のレビューを参考にしていただきたい。

この本は特に、「武士道」には興味はあるが・・・新渡戸稲造?難しいんじゃないか?と敬遠している方にオススメしたい。確かにこの本の内容は難しい。聖書から論語まで様々な書物からの引用による内容示唆は、その引用物を知らなければさっぱり分からない。

しかしこの本はページの下1/4が文中に出てくる難しい内容の解説になっており、大?内容が理解しやすいのである。

年配の方々からすると「そんなことも知らないのか」「勉強不足だ」と言われるかもしれないが、知らない事は知らないのだ。読んでいて分からないことはすぐ下に注釈があるのは無知な者には大変うれしい。中には中学、高校の歴史の授業で出てきた書物や人物の名前もあり、新たな発見をする面白さ、自分の記憶力の危うさやそれこそ勉強不足を肌で感じる。

この本一冊読むだけで様々な知識が手に入り、なんともお得な気分にもなれると思う。

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251 人中、222人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 武士道はいまだ死せず, 2001/9/17
レビュー対象商品: 武士道 (岩波文庫) (文庫)
武士道は、日本を表徴する桜の花と同じように、わが国土に固有の花である。

『武士道』第1章はこうした象徴的な一文から始まる。

桜の花が日本の武士道を象徴するとすれば、西欧の騎士道ないし哲学を象徴するものは薔薇である。

薔薇は強い芳香を持ち、優雅に咲く花である。しかし、その美しさの裏側には棘があり、枯れてもなお散らずに残りつづけようとする生への執着がある。

一方、我々は潔く散りゆく桜の花びらに美を見い出し、その淡い芳香に飽きることがない。

このように、西洋のものが「生の哲学」であるなら、

日本のそれは「死の哲学」であると言っていいであろう。ただしこの「死の哲学」は、「死」を奨励するという種類のものではなくて、むしろ人生をいかに生きるべきかという求道的倫!理的な問題を、万人にとって絶対的な存在である死を出発点として扱おうとする問題意識のことなのである。死というものを身近に感じ、これを受け入れ、日々これに対面することによって死から解放され、むしろ「生きる覚悟」というものが確固としたものとなり得るのである。

これに対して、我々が多く学んできた西洋の「生の哲学」がもたらしたものは利殖と保身と享楽の追及でしかなかった。

このような認識のもとに立つことが出来れば、我々は今一度、「武士道」という精神に学ぶことが大きいであろう。

『武士道』はつまり、

いかに死ぬべきかを問うたものではなく、
いかに生きるべきかという問いに対して
闊達自在な日々の心構えを説いたものだからである。

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