原作は、発売されてすぐに読みました。
幕末の武士の暮らしぶりを知りたかったんです。明治維新の偉業は繰り返しドラマ化されていますが、普通の人々にとって、ご維新はどのようなものであったのか、興味ありました。
この作品は、その原作を”元”に作られています。今で言う経理部門にあたるでしょうか、その親子三代を描きます。
彼らの生き様を見ていて、企業に勤めるサラリーマンと非常に似通っていたことを感じます。
日本人の働き方の原点がそこにあるようです。
そして、刀のかわりに算盤をお家芸として黙々とこなしてゆく侍の姿に気持ちが入り込む部分があります。
一般的、普通の人の暮らしぶりを再現するという地味なテーマですが、それを飽きさせずに見せてくれるのはスタッフ、キャストの力量でしょう。
胸温まる良い映画でした。