以前から江戸時代には興味があり、下手の横好きで、余裕がありさえすれば本を買ったりしていました。山本博文先生のお名前は朧気ながらでしたが、今改めて書庫を探してみると、先生の名前のある本が、7冊も出てきました。いまは、一箇所に纏めて、江戸コーナーの真ん中に並べております。また、この間のNHKの番組、「100分de名著」(『武士道』)にご出演されていたのを拝見し、とてもいい印象を受け、益々ファンになりました。「武士道」には必ずと言ってよいほど引き合いに出される「赤穂事件」についても、解りやすく解説しておられ、ついこの間まで、この日本のなかで暮らしてたのか、本当にそんな人間たちがいたのだろうかと、驚かされます。「武士」が本当に恐れたものは何か?「武士」とはどういう性質のものか?・・・などなど、現代の日本人では、もはやわからなくなつた彼らの真の姿を、豊富な史料を交え、面白い読み物にしています。
最後に、「武士」には特別な矜持があった。支配者階級の人間であるという、自負と誇りである。「ノブレス・オブリィージュ」(noblesse oblige)「武士階級の身分に伴う義務」。・・・今の国会議員たちの中に、一人でもこの心意気をもったものがいるのだろうか?・・・