地球を支配するイシャー帝国、そしてその政治を監視する対抗勢力<武器店>。この二大組織の勢力均衡によって、地球では数千年の間、平和が続いていた。この均衡が徐々に崩れ始めたイネルダ女帝の御代、地球の平和を守るため、地球唯一の不死人ヘドロックが立ち上がった! 恒星間動力船をめぐる陰謀、そして蜘蛛型の超生物との接触。二大勢力を同時に敵に回したヘドロックの運命やいかに?
スリルとスピード感に満ちた、ジェットコースターのようなストーリー駆動はまさにヴォークトの真骨頂。いい意味でも悪い意味でも(笑)予測のつかない展開は、読者の心を捕らえて話さない。ヴォークトの欠点である構成力の弱さもあまり気にならない。まさに名作、まさにSFである。ヴォークトの代表作の一つ、<武器店>シリーズ第1作。