一冊持っていて損するということはない。
本書はA4版の図版資料とも言うべき構成であり、7章に分けて分類、解説している。
章分類をここにあげると、
第一章 手の武装(棍棒〜刀剣〜槍など)
第二章 手投げ武器(投石紐〜ブーメラン〜手榴弾など)
第三章 携行用発射装置(弓〜銃)
第四章 脚架付発射装置(投石器・火砲・機関銃)
第五章 定置武器(障害物〜地雷〜機雷)
第六章 爆弾及びミサイル(航空爆弾〜ミサイル〜核ミサイルなど)
第七章 化学兵器、核兵器、生物兵器(ABC兵器など)
索引・参考文献 地域時代別索引、解説、資料等々
という構成になっている。
それぞれの武器は原理、使用法といった一般解説と代表的サンプルの描画のセットで解説されていて理解しやすく、また何度もの見直しにも耐える。実際私のものは見すぎて表紙が外れてしまったw
地域・歴史も満遍なくとられていて、しかもそれぞれ抑えるべきところはしっかりと抑えられている。イラストもうまくデフォルメされていて写真をつかうよりも(とくに個体差の大きすぎる古代〜中世兵器に関して)理解の助けとなる。
どうしても写真資料がほしい場合は、あすなろ書房による「武器の歴史図鑑」が一番の適書であろう。
とかく著者の知識開陳欲&イイカゲンさが目立ってしまうこの手の書籍の中で抑えた筆致で読者のことを一番よく考え、作られいるこの本を果たしは大いに薦める。