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23 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
革新と保守,
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レビュー対象商品: 此岸礼讃 (CD)
ギター/ヴォーカルの和嶋慎治が本作に寄せたメッセージ(抜粋)壮大に過ぎるかもしれませんが、僕は、僕たちとしては、 21世紀のロックサウンドを形作っていきたいです。 20世紀半ば頃に生まれたロックミュージックに敬意を表しつつ、 踏襲しながらもさらに解体、斬新な手法を加えて、 ロックが本来持っている自由な精神の発露を、より明確にしていきたいと思っています。 http://www.tkma.co.jp/j_pop/ningenisu/disco_detail/id=1641 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 自分達らしさはキープしつつも、より新鮮なサウンドをクリエイトするべく 奮闘したのが本作ということになるが、そのサウンドは言葉通りのものなのか? 個人的にはだが、前作の延長線上にある作風のように感じられた。 確かに、和嶋氏作曲のものについては、今までの手法を封印している感じはする。 (たとえばキング・クリムゾンからの影響をストレートに出したコード/曲展開がない、とか) けれど、斬新さを求めるのは今に始まったことではなく、 和嶋氏はずいぶん前からそういうものを追求してきたはずで、 コアなファンならば、和嶋氏がバンド内の革新派なのは知っている。 インタビュー等でも、新しいものも試しつつ自分達らしさは残したい、と言っていたはず。 ことさら、今の段階で本人自らが言及するものではない気もするが、 激動する日本の情勢に感化されて、その思いがより高まった、ということなのかもしれない。 ちなみに、ベース/ヴォーカルの鈴木研一作曲は以下。 03.あゝ東海よ今いずこ 05.ギラギラした世界 08.泣げば山がらもっこ来る 10.地底への逃亡 12.地獄のロックバンド これらの曲は、いつも通りの鈴木氏らしい、ストレートでパワフルでグルーヴィな ハード・ロック/メタル・ナンバーで、まさしくバンドの保守の側面を体現しているといえる。 本当に人間椅子がバンド一丸となって、新たなサウンドを模索したいというのならば、 “革新派”の和嶋氏と“保守派”の鈴木氏の完全合作という形を全曲で取ったらいいのではないか? やっている当人にとっては骨は折れるだろうが、 バンド初期には2人の合作で幾つもの名曲を書いていた。 時間の経過と共に藤子不二雄コンビの如く、2人の作風が離れてきたから、 今では共作することはなくなってしまったのでしょうが、 だからこそ、今、一緒にやったら面白いものが生まれるのではないかと!
26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
音による芸術作品,
By NM - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 此岸礼讃 (CD)
最大公約数の欲求をいち早く把握分析し、多額な広告宣伝費をかけて、アーティストを商品として売り出し、ヒットチャートを賑せる現在の音楽事情。ビジネスとして当り前のことで、否定するつもりは毛頭もないが、現在メディアから流れる大抵の音楽は「非常に優れた商品」でしかない。しかし人間椅子の音楽は「音による芸術作品」と言えるだろう。特に今回の作品「此岸礼讃」は、和嶋氏の気迫に物凄いものを感じる。言葉にすると陳腐になるが「命を削って創られた作品」と敢えて言いたい。その分、他の方も書いていらっしゃる通り、鈴木氏は一歩引いている感もあるが、それは歌詞に関してだけ言えることで、重くて野太くて力強いベース、独特な節の歌声、自他共に認める奇声と、人間椅子として必要不可欠な要素を担っている。ドラムのノブ氏も間違いなくこれまで発売されたアルバムの中で一番良い仕事をしており、加入後すぐのライブで「ツーバスはじめて叩きましたー!」と叫んでいたとは思えない成長振りに、ただただ敬服し感謝の意を表したい。なんて理屈がなくても「此岸礼讃」は超格好良いアルバムです。先述の通り、万人向けの音楽ではありませんが、出来るだけ沢山の方に聴いて欲しいです。かれこれ20年くらいファンをやっていますが、人間椅子に出会えて本当に良かったです。本当にすごいバンドです。このような作品と同じ時代に生まれ、触れることが出来たことを嬉しく思います。ありがとう人間椅子!それでもってこれからもよろしく!
23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ワジー覚醒!,
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レビュー対象商品: 此岸礼讃 (CD)
T1、T7、T11などいつになくワジー師匠のストレートなナンバーに度肝を抜かれた。プログレ的大作のT9も秀逸。もちろん研一氏も健在だが今作は一歩ひいてワジー氏に主役を譲ったかのような印象を受けた。研一氏のナンバーはスラッシュメタルのT12が傑作。またDsがノブ氏に替わり前任者との違いを云々する方もいらっしゃいますが、ノブ氏ほどのプレイヤーはそうそうにはいないと思います。やはり優れたバンドには優れたDsがいるものです。とにかく捨て曲なし。必聴!人間椅子万歳!
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