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正義論の名著 (ちくま新書)
 
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正義論の名著 (ちくま新書) [単行本]

中山 元
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

古代から現代まで「正義」は思想史上最大のテーマのひとつでありつづけている。プラトンからサンデルに至る主要な思想のエッセンスを網羅し今日の課題に応える。

内容(「BOOK」データベースより)

西洋思想史上、「正義」について考えることは、「道徳」「倫理」「政治」などの問題とかかわりあいながら、つねにひとつの軸となってきた。「公正さとは何か」「正しさの基準はどこにあるのか」などなど、今日でも喫緊の課題として論じられるこれらについて、大思想家たちの「名著」は大きなヒントと刺激を与えてくれることだろう。プラトン、アリストテレスから、ホッブズ、ロック、ベンサム、ニーチェ、さらにはロールズ、デリダ、サンデル…。この一冊で主要な思想のエッセンスがわかる。

登録情報

  • 単行本: 270ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2011/6/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480066128
  • ISBN-13: 978-4480066121
  • 発売日: 2011/6/8
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古本屋A トップ1000レビュアー
網羅的で偏りなく正確な著者の知識に誰しも驚くと思うが、簡潔で、要を得た記述が、また、この手の新書本としては目的に合致していて、一冊持っていて損はないと思う。なによりも、「近代」の「古典」までの紹介だけではなく、全盛期のノージックも越えて、いま評判のサンデルにまで至っている。サンデルの効果で、ロールズが見直されている昨今で、その影響で本書もできたし、「正義」の題名による編集になったのだが、類似本のない中いち早く出版は良かったと思う。少し不満を書くと、この本もまた、過去の「古典」の問題群が、継承される思想家によって「乗り越えられ」、新たな問題へと変わって行ったかのような印象を与えてしまうことだ。社会思想は、社会体制と相関的で、確かに、社会構造が変わってしまえば、問題が問題でなくなってしまう、という面はあるのだが、私には、カント以降に関しては、それはないと思っている。また、本書で教えられたハイエクなどは、明らかに時代的制約を大きく受けすぎた思想で、思想と呼ぶには貧弱に過ぎる経済理論家の感想文に過ぎない。現代思想の取捨選択は難しいところだと思う。逆に著者の見識の広さに驚いたのは、巻頭にホメーロスが出ていることで、これは、この種の本では聞いたことがなく、実は本書を手に取った最初の動機にもなった。というわけで、並みの啓蒙書だとは思えないので、勧めたい一書と思う。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヒデボン VINE™ メンバー
 西欧の古今の道徳に関する名著28冊の簡潔なガイドブックである。著者特有の分かりやすい文章で、本書のために自ら引用文献の新訳を行っているのには好感が持てる。

 ロールズの「正義論」が発端となった今はやりの政治哲学の分野については、もっと深く掘り下げて解説してほしかったが、ここ数年来の日本での流行もあり、他で補うのが賢明であろう。

 現代の政治哲学分野の簡潔極まりない解説の部分を割り引いても、古代ギリシャ以来の西洋哲学の大きな流れを捉えることには、成功している。デカルトが入っていないが…。

 直接原典に当たる前に、本書を入り口として利用するには特に問題がないと思う。
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「正義とは何か?」を考えた思想家28人の考えを、1人1章ずつコンパクトに纏めてある本です。

こういう分野は、一人の思想家について一冊にまとめた解説本はあるのですが、
そもそもどの思想家を手に取ればいいかすらわからない素人には大変とっつきにくい分野でした。

この本を読むと、多数の思想家の考えがうっすらとわかるようになっているので、
正義論に興味を持った人が最初に読む本として最適だと思います。

文章は決してやわらかくはなく、初心者に特別な配慮をしているわけでもないので、
素人には少し読みにくい文章になってはいます。
ただ、それは内容を犠牲にしないための配慮なのだろうと思います。
おそらく、知識が増えてくるにつれてこの本の深みも理解できてくるのでしょう。

初心者が読む上では、
よくわからない部分があっても気にせずに読み進めて、好きな思想家を見つける。
→その思想家についての解説本や原著を読み込む。
→またこの本に戻ってきて、その思想家についての解説を再読。
→・・・
というサイクルを回すのが良いのではないかと思いました。
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