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正社員が没落する  ――「貧困スパイラル」を止めろ! (角川oneテーマ21)
 
 

正社員が没落する ――「貧困スパイラル」を止めろ! (角川oneテーマ21) [新書]

湯浅 誠 , 堤 未果
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 760 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

「まさか自分がこんな目に遭うとは」。貧困に墜ちたとき、誰もが言う。中間層の衰退と貧困層の拡大はセットだった! 貧困問題を暴いた二人が、日米の「中流の貧困化」という本当の「現実」と「処方箋」を示す!!

内容(「BOOK」データベースより)

『反貧困』の湯浅と『ルポ 貧困大国アメリカ』の堤が明かす、中間層の没落。

登録情報

  • 新書: 270ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2009/3/10)
  • ISBN-10: 4047101796
  • ISBN-13: 978-4047101791
  • 発売日: 2009/3/10
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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71 人中、68人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 馬場伸一 トップ500レビュアー
形式:新書
かつて、わが国では「働く気さえあれば、なんとか食える」という時代があった。
「人手不足」が企業と政府にとって深刻な悩みの種だった時代が、確かにあったのである。
いま、わが国の政策決定の権限を握っている五十代より上の世代は、そういう時代に生を受け、物心つく間、日本はそういう時代であり続けたのだ。

そういう人々が「貧困」の問題について鈍感であったことは、ある程度仕方ない。
人間は自分の経験にしか学べないものだからだ。
だが、すでに時代は大きく転換している。

働く意欲も能力もある人々が、なお職を得られないというのが現実の「今」なのだ。
そういう、意欲も能力もある人々が雇用から排除されているのは、まったくもって社会の責任である。そういう人たちに「自己責任」を言い立てるのは、アンフェアを通り越して残酷である。

そして非正規労働者の労働条件が切り下げられることを黙視し続けたことにより、正規雇用職員すなわち「正社員」の労働条件も実質的に切り下げられてきた。これが、本書の主張する「貧困スパイラル」である。雇用の問題は、日本の社会の「底が抜ける」危険を胚胎している。まだ、間に合う。ぜひ、「正社員」の人たちに、この本を読んで考えてほしい。

例によって湯浅氏の冷徹な観察眼が光っている。厚生労働省が疲弊している実態が報告されている。
「厚労省そのものが「溜め」を失っている事態はまさに危機的である」(104頁)という報告には慄然とさせられる。

多くの人に本書が読まれることを、切に希望する。
このレビューは参考になりましたか?
47 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
形式:新書
底が見えない経済不況が続く今日、日米の貧困問題の実情を語らせたら最適と思える(この言い回しは嫌だが)湯浅誠と堤未果による緊急会談。ふたりを岩波から強奪(笑)、マッチングさせた出版社に商魂を感じつつ、一気に読了した。
勤務医、教師、中間管理職。いきなり、アメリカにおける中産層のワーキングプアへの没落ぶり、自分たちだけは大丈夫と安心していた人たちが、まさに恐慌の濁流に飲み込まれて呆然とする現状が紹介され、以下、日米における構造的な貧困の元凶な諸問題が具体的な事例や数値を挙げながら報告される。評判の高かったふたりのそれぞれの前著で喝破されていた内容と重複する部分も多いが、本書で初めてその現状を知る人にとっては少なからずショッキングであろうし、既に認識済みの人たちにとっても、今一度現状を把握するテキストとして有効。ただし、タイトル名ほどには、正社員や中産層については言及されていないが。
産業資本主義が金融資本主義に移行し、規制緩和とセーフティネットの脆弱化から起こった様々な問題、制度の現状が社会の実情から乖離している事の弊害、横行する貧困ビジネス、そしてマネージド・ケアやHMO、アメリカを窮乏させた根源的な施策導入の萌芽。国が社会保障を削り、労働力市場が劣悪化される事が貧困のスパイラルを生み、基本的人権と尊厳を奪う。ふたりの論理を偏向的と果たして決めつける事が出来るのか。
地道に既存の社会運動とは一線を画した普遍的なムーブメントを構築するのが重要。今ならまだ間に合う、この追い風の時期こそチャンスと捉える湯浅、今が本当の過渡期と語る堤、NPO活動家とジャーナリスト、決して悲観的にならず前向きに向き合い、普遍的な運動を拡げていきたいとのふたりの思いに鼓舞される。
皆が自身の問題として、それぞれの立場で出来る事から。まずはこの本を薦める事からだ。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ats-t
形式:新書
堤未果氏と湯浅誠氏は『ルポ貧困大国アメリカ』『反貧困』(ともに2008年、岩波新書)をそれぞれ著し、その衝撃的な内容は多くの反響をよび、この種の問題を考える上では欠くことのできない2冊になった。
その2人による報告と対談を収めたものが本書である。

内容は、上述した2つの著書や、これまでにテレビ、新聞、雑誌などに寄せた発言と重なる点が多く、評者としては物足りなく感じるものであった。
だからといって、本書の評価が下がるわけではない。両氏とも今起きている問題を鋭く捉えており、解決に向けた処方箋をわかりやすく述べている。

時間があるならば、先にあげた2冊を読んでから本書を読んでほしい。そうすると、アメリカと日本の共通点、これからの日本が進むべき方向性がより鮮明に伝わるであろう。
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2009年3月10日リリース。『ルポ貧困大国アメリカ』の堤未果と『反貧困』の湯浅誠の対談が岩波でなく角川で成立したところが面白い。角川の岸山征寛氏は相当の人物とみ... 続きを読む
投稿日: 8日前 投稿者: voodootalk
2人とも同じような語り口で、メリハリ不足
... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: これでいいのだ
労働者に必要なことは書かれている。が…
労働者として必要なことは書かれている。

自分の身を守るためには労働市場全体の底上げが必要で、そのためには底辺を守るとともに、... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: はろいとへ
読み応えのある対談、お得感ぎっしり
「そういえば派遣村もメディアからあっという間に消えたなー」と思っていたら本屋で派遣村やった湯浅と堤未果の対談をみつけたので早速購入。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 三鷹瞬
いま、必読の書!
居間をときめく(?)二人の豪華対談。とても読みやすいです。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 土屋昌憲
真の敵は誰か?
以前から堤さんの本は気になっていたのだが、
今回はこの湯浅誠氏との対談本の事が、
雨宮処凛さんの本で引用されていたので読んでみた。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: 大森 義範
調査した事例は有効、解決策には疑問
 アメリカで貧困層へ没落する人が急増している。それは医者、教師、ホワイトカラーでも例外ではない。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/29 投稿者: じゃが〜
伝家の宝刀の生活保護申請、でも社会制度が崩壊したら?
新書としては、かなり読み応えある内容です。堤氏がアメリカ、湯浅氏が日本の貧困問題について、各々の立場から深く語りあっています。両氏は、貧困問題に対して、おもに国、... 続きを読む
投稿日: 2009/8/2 投稿者: ホンマスくん
明日は我が身。他人事ではない。
... 続きを読む
投稿日: 2009/7/13 投稿者: シロテナガザル
堤未果が6〜7割
... 続きを読む
投稿日: 2009/7/2 投稿者: 書評太郎
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