高校を卒業したあとぐらいから
数々の本を読んできましたが、とうとう僕の
読書遍歴も終わりを告げそうです。
いままで僕は本を乱読してきたきらいがありますが、
この一冊に出会ったので、(大げさに言えば)
もうこれ以上読書をする必要がなくなりました。
この一冊
「正法眼蔵随聞記 / 水野弥穂子 訳(ちくま学芸文庫)」は
これからの僕の人生のバイブルになっていくと
強く感じました。
正法眼蔵随聞記講話 / 鎌田茂雄(講談社学術文庫)を
先日読んだときにも感じましたが、
今回は更に数多くの道元禅師のことばや思想に
直接触れることができ、心臓に突き刺さるかのような
鋭く激しい衝撃を受けました。
「ただただ飢えを忍び、寒さに耐えて、ひたすら仏道を学ぶべき。
ただひたすら坐禅せよ。(只管打座/しかんたざ)」 に始まり、
「いたずらに俗事に心をわずらわせてはならない。
身も心も命も捨て去るべきである。
万事を捨てて、ひたすらに一つのことを身につけよ。」
「わずかの時間も惜しまなくてはならない。
明日をあてにせず、今日ただ今だけと思って、行じよ。」
「財宝は死をのがれさせてはくれない。」
などなど、
数々の激烈で、ストイックな言葉が
800年の歳月を超えて、僕の心臓を直撃してきました!
宗教としてではなく、
にんげんの生き方という視点から実に刺激のつよい本でした。
これからは余計な本はあまり読まずに
このバイブルを何度も何度も繰り返して
紙が擦り切れるまで読み込んでいこうと思いました!!
特にまだまだ若い僕にとって
自力で道を切り開くという自力本願の教えは超気持ちがいいです。
自力で悟り(心の平安)を開けるように
もっともっと頑張っていきたいと思いました。
この「正法眼蔵随聞記」は
文暦元年(1234年)から嘉禎年間の4年間のことが書かれている訳でして
道元(どうげん)は 35歳〜39歳、
この随聞記の著者である懐奘(えじょう)は 37歳〜41歳
の頃のメモリアルでもあるのです。
平成19年、僕村内伸弘は 39歳。
この随聞記の頃の道元禅師、懐奘禅師と
ほぼ同じ年齢に差し掛かっています。
最後に一言
無常迅速なり、
生死事大なり