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正史 三国志〈1〉魏書 1 (ちくま学芸文庫)
 
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正史 三国志〈1〉魏書 1 (ちくま学芸文庫) [文庫]

陳 寿 , 裴 松之 , 今鷹 真 , 井波 律子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書は正史『三国志』のわが国唯一の完訳である。本冊には「魏書」第一~第六を収める。三国の通史でもある帝紀四巻、后妃伝、後漢末の悪将董卓等の伝である。

登録情報

  • 文庫: 549ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1992/12)
  • ISBN-10: 4480080414
  • ISBN-13: 978-4480080417
  • 発売日: 1992/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
晋代の歴史家・陳寿の手によって編纂された正史「三国志」。完訳で現在国内で出版されているものとしては、このちくま学芸文庫が唯一です。全8巻。内容はこの1巻から4巻までが「魏書」、5巻が「蜀書」、6巻から8巻までが「呉書」となっています。記述形態としては、その年ごとに何があったという書き方(いわゆる編年体)ではなく、人物ごとに伝記形式で紹介していく紀伝体(「史記」と同じスタイル)で構成されているのが大きな特徴です。感情を抑えた叙述のなかに隠されたメッセージ。一見関連性のない人物の伝記を読みつないだ時、初めて現れる真実。物語としての「演義」に触れ、さらなる知識欲を満たすべくこの本を手にされる方へ・・・「三国志」が本当に面白いのはここからです。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 吶喊尖兵 トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
三国志の主役と言える曹操から始まり、
魏帝国の皇帝であった曹丕・曹叡などの独立した伝でまとめてありますが、
その後司馬氏が政権を握った以降の曹芳・曹髦・曹奐が「三少帝紀」としてひとくくりな伝であるのには、
少々可哀想な気もします。
曹操の伝は注目せざるを得ないのは当然でボリュームも相当にあり、
登場人物も非常に多いので全くの初心者が読み進めても何が何だか理解は出来ないでしょう。
なにげに面白いのが曹丕の伝で、流石曹操の息子と思わせる様な面も多々あるのですが、
周囲の助言もあったにせよ、禅譲の際のねちっこさなどは曹操には無い彼独特の空気が感じ取れます。
演義では殆ど触れられることのない皇后達の伝もあり、
曹操の息子達の生い立ちを垣間見られます。

また、演義序盤では強烈なキャラクター性を発する、
董卓・李カク郭シ・袁一族・劉表も収録されており、
後漢末期の混沌とした勢力図が読み取れます。

また、登場人物達の人間性や、それを取り巻く時勢はもとより、
所々に垣間見える後漢混乱期の民衆や兵達の姿も色濃く見え、
当時は食料が無いからと言って全軍で釣りをするのか!等という驚きもあります。
(正確には釣りをするふりをして油断させるのですが)
なお、正史三国志は、列伝形式…各人物事に時系列での記録となっており、
他の人物の伝を読んでいなくともその人物がいきなり説明も無く登場するので、
予備知識など全く無く手に取るには些かハードルの高い一冊です。

そして全巻読み終わる頃に思うであろう事は、
やはり曹操(と諸葛亮)は凄い人物であったんだなと言うことではないでしょうか。
そう言う意味ではメインディッシュが冒頭に来ている贅沢な一冊です。

本の作りとしては分厚い文庫本であるため少々持ちにくく、
更には細かな字でみっちり記載されているため、
読むには少なからぬ労力を要します。
それでも三国志を語る上で避けては通れない書であることは間違いありません。

演義や漫画を読み尽くした方には、より深い世界へ誘ってくれる書です。
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