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正倉院の世界 (別冊太陽 日本のこころ)
 
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正倉院の世界 (別冊太陽 日本のこころ) [ムック]

北啓 太
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

悠久の時を越えて燦然と輝く世界の至宝、正倉院宝物。その総数約9000点のなかから、200点をカラーで一挙掲載。個々の詳細な解説のほか、巻頭エッセイ「正倉院宝物に飛ぶ魅惑の鳥たち」などの読み物も多数掲載。

登録情報

  • ムック: 176ページ
  • 出版社: 平凡社 (2006/9/22)
  • ISBN-10: 4582921434
  • ISBN-13: 978-4582921434
  • 発売日: 2006/9/22
  • 商品の寸法: 28.8 x 22 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 宣長さん トップ50レビュアー
 正倉院宝物は、その総数九千点、内容も多彩で、仏具、衣服、装身具、調度品など個々の宝物のもつ美しさとともに、多くの人々の心を惹き付けてやまない。

 本書はその中から選りすぐりの二百点ばかりを大きなカラー写真で紹介してくれている。古楽器では「螺鈿紫檀五絃琵琶」「呉竹笙」「彫石横笛」など。家具・調度では「鳥毛篆書屏風」「年中行事絵巻」「白檀八角箱」など。仏具では「「金銅幡」「金銅鎮鐸」など。飲食供養具では「銀壺」「金銀花盤」など。どれ一つ取っても、目を見張るばかりの宝物である。

 細工の巧みさ、精緻さ、そのハイレベルの芸術性に無限の感動を覚える。簡潔な解説付きで居ながらにしてこれらの品々を鑑賞できるのは、これまで大切に保存・継承してきた日本人の叡知に感謝感激するのである。

 千二百年の時を超え、すばらしい宝物が平成の今に伝えられているならば、永遠の未来が平和であって、これらをそのまま伝承していかねばならないと切に思う。

 

 
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ミーハー的シルクローダーとして、東の終点“奈良”、その象徴たる正倉院の宝物を観たい、と思いたち第62回正倉院展に行くことにしました。その参考になるものとして探し当てたのがこの本です。4年前の発行なのでその点が気になりましたが杞憂に終わりました。当日もこの本を携えて写真と実物を対照しながら楽しみました。展示館(奈良国立博物館)のグッズ売り場でも販売していたように見受け、正に正倉院の宝物のガイドブックとしてトップに位置づけられるていることを実感しました。現在も出陳宝物リストと照らし合わせ楽しんでいます。近年の学術的分析を反映した更新版の発行が待たれます。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
毎年秋に開催される奈良国立博物館での正倉院展を楽しみにしていますが、混雑するのと御物の一部しか展示されないこともありますので、本書のように正倉院御物の名品を200点ほど掲載してあるムックは貴重で時折眺めています。

冒頭に正倉院事務所長の北啓太氏による「至高の伝世品 正倉院宝物」という宝物の由来について書かれています。それを読むと現在にこれらが焼けずに残ったのは先人たちの努力は勿論のこと、ある種の奇跡のように受け止めました。

楽器関係は26頁以下に見事な御物を掲載しています。表紙にも使用され、30ページにある「螺鈿紫檀五絃琵琶」の細工の美しさは格別でしょう。とても1200年以上を経過したとは思えない保存状況が伝わってきます。正倉院宝物の中でも特に人気のある品だと思われます。
36ページの「新羅琴」という琴も美しい保存状態で残っており、伽耶琴とも呼ばれているそうです。現在でも中国の琴は古筝といって日本の琴とは発達過程が違います。中村力也氏の解説にも簡単に触れられており、ルーツを見るようでした。

106ページには「紫檀金鈿柄香炉」が掲載してありました。僧侶がお焼香をする際の仏具です。外面の象嵌が鮮やかで、この美しいフォルムは時代を超えて観る者を魅了します。水晶や象嵌の繊細な細工が施されている柄も美的感覚に優れており、端には可愛らしい金の獅子が印象的に飾られています。

「玳瑁螺鈿八角箱」や「平螺鈿背円鏡」を始め、その装飾の美しさに見とれる宝物をこれだけ掲載してあるムックも少ないと思います。時代を超えてその美の素晴らしさを次世代に残さないといけない宝物群を知るためには格好の出版物といえるでしょう。
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