■舟橋:「現場で活きるマナーの本を書きたかった」
『正しい接客マナー』を書こうと思った動機ですが、
ビジネスマナー本といえば、「お作法の専門家でございます」みたいな人の本が多く、実際、現場で即座に使えるかといえば、そぐわない場合が多々あります。
(もちろん、知らないよりは知ってた方が良いですが・・・)
私は研修業ですが、細部にこだわりすぎたり、
細かいことを声高に叫ぶのは、お客様に対しても、
自分たちにもメリットがないと感じておりました。
(「便所に100ワットの電球を使う」ようにそぐわないものです)
では、「働く人に役立つ本」、「仕事に役立つマナー本」とは、
どういうものかというと、現場で仕事の流れに乗せたマナー・接客術を中心に書いたものではないかと思います。
私は、マナーや接客を、仕事全体の一部として位置づけて
本を書きたいとずっと思っていました。
現場では、来店したお客さんへの挨拶やお見送りだけではなく、
商品の整理、包装、レジ操作・・・などなど、
同時にいくつものことをやらないといけないぐらい忙しい。
そういう中で、実現可能であり、かつ、お客さんに好印象を与え、売上げに結びつくものが(これが大事です)、「現場で活きるマナー」だと考えています。
■川端:「とはいえ、マナーの基本は重要」
ただし、仕事を効率にするため、または相手を不快にさせないマナーの知識は絶対に必要だと思います。
小学校で、「あいうえお」を習って、その次に漢字を習い、短文をかけるようになって、だんだん長い文章を書くことができるようになるのと同じく、お客さまに好印象を持たれる接客を行なうためには、新しくお店や会社に入った時に、ベースとなる知識をしっかりと学ばないといけません。
弊社は教育・研修会社ですので、そのノウハウを活かして、
ベースとなるものも、もちろん本に盛り込んでいます。
■舟橋:「マナーを知っているだけでは単なる知識」
「マナーは接客などに活かしてこそ、価値がある」
もう1つ、この本で言いたかったことは、マナーを知っているだけでは、それは単なる知識・薀蓄(うんちく)です。
マナーはそれを活かしてこそ、意味があるものです。
『正しい接客マナー』では、先程も述べたように、
「現場で役に立つ」という視点で書きました。
文字数の制限もあり、「実際の仕事の中でこのような行動をとりましょう」ということまでは、なかなか具体的には書けませんでしたが、仕事の流れの中で、ビジネスマナー・接客術をどう使うかということを常に念頭に置いて、本を書きました。
マナーは、「知識・たしなみ」。
接客やセールスは、そのマナーを活かして行なう行動です。
マナーは知っているだけでは役に立ちません。
それを使って、いかにより良い仕事をするかが大事です。
(公家と“あきんど”の違いですね。弊社の本は“あきんど”用です)
■川端:「マナーはより良い仕事をする第一歩」
あいさつ、身だしなみ、お辞儀の仕方などがしっかりできれば、
お客さまに好印象を持たれるだけではなく、上司に信頼されて大きな仕事を任されるなど、自分にもプラスの効果がはねかえってきます。
マナーは、自分がやりたい仕事に携わるための、
また、より良い仕事をする上での第一歩です。
■舟橋:「現場で実際に意味があるマナー・接客術を書きました」
例えば、名刺交換が怪しい新人は、とても客先に連れて行けません。ビジネスマナー研修では、名刺を「いかにきれいに渡すか」ということを教えがちですが、特に営業の現場では、お客さんに「きれいに渡す」より、「相手より先に渡すか」ということが勝負になってきます。
これはほんの一例ですが、現場で実際に意味があるマナー・接客術を書きました(あとは本をお読み下さい!)。
■舟橋:「すぐに明日から役立つ、文字の少ない本です」
内容をシンプルにして、文字を少ない本にしましたので、
(イラストも海野もずくさんが可愛く仕上げてくれています)
本当に読みやすい本になっていると思います。
また、この本は、物販店・飲食店の店員・店長さん向けではありますが、あいさつ、クッション言葉、お辞儀の仕方などに関する内容は、ビジネスでも、官公庁でも重要ですし、文書の書き方、クレーム対応などについても網羅しておりますので、本書はビジネスマナー本としても十分にお役に立てると自負しております。
最後に、少しセールスがすぎますが、時節柄、新入社員研修の時期でもありますので、研修の補助教材としてもご利用いただければ幸いです。
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