出版社/著者からの内容紹介
親鸞の思想に「近代」と「個」の救済を発見した明治の知識人の中でも、不安から覚醒への道すじを最も熾烈に歩んだのが暁烏敏であった。『歎異抄』が危険な書として封印された状態にあったのを、公開し、論求し、本願他力の大慈悲に誰しもがあずかりうるという確信を人々に与えた、その開示の書が『歎異抄講話』であった。この一冊が果した役割の大きさは、そのまま親鸞の思想の普遍的な「新しさ」と照合している。(松永伍一氏「まえがき」より)
著者紹介
1877年石川県生まれ。真宗大学卒。東京外語学校露語科中退。清沢満之に師事。師の没後は雑誌『精神界』を主宰,『歎異抄』の紹介に務め,以来,内外各地に講演旅行を続けた。晩年東本願寺宗務総長を勤めた。1954年没。『暁烏敏全集』(全27巻,凉風学舎)がある。