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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
言葉のもつ呪術性,
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レビュー対象商品: 歌行燈・高野聖 (新潮文庫) (文庫)
泉鏡花も言葉のもつ呪術性、言葉に霊が宿る。ということを信じる作家であった、ということを知り興味をもった。彼は新聞の切れ端でも、ちょっとでも文字の書いてあるものは、おろそかに粗末にしなかったらしい。泉鏡花の小説は、できるなら旧仮名遣いの原文に近い形で読むのが、本当なのだと思う。私は苦手なので、現代の仮名遣いと照らし合わせないと読めないのですが、言葉ひとつにルピまでふってこだわる泉鏡花の作品は、そうしないと本当の意味で、彼の言霊を味わうことはできないのかもしれない。そして耳で聞いても美しいけれど自分の目で文字を見ないとわからないところがある。 例えば高野聖の中で、(これも本当は旧仮名使い。でもフォントが無いのでここでは現代語)
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ハイ・ファイドリティ,
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レビュー対象商品: 歌行燈・高野聖 (新潮文庫) (文庫)
作り手の情念やイメージを受け手の心に再現させるのがアートだ。媒体、ジャンルが違っても、この原則はかわらない。多少のずれも味のうちだが、どこまで忠実に伝えるかが基本。このファイドリティの追求が芸であり、到達点が高ければ、よい芸だといってよい。桑名を舞台に能役者の伯父、甥の運命的再会を描いた「歌行燈」は、そのお手本だ。中短編にもかかわらず物語を交錯させる手法は、ほどよく複雑。そのなかで、心理のあやはもちろん、絵と音までもが精巧によみがえる。繊細な描写による構成の妙。驚くほどの再現性だ。映像的な文学は数多いが、これはそれらをはるかにしのぐ。本家の映画といえども、字幕か何かで心理描写をおぎなわない限り、この濃密さをこえるのは難しいだろう。 個々のパーツを設計図通りに組みたてれば、これほどの再現性が得られるのだ。その見本がここにある。アートとは科学であり、著者はそれを熟知していたようだ。天才とは畢竟それをいうのだろう。「歌行燈」は文学としてだけでなく、芸事の教科書としても一級品。主人公自体、芸の神髄にふれた人というのも心憎い。読みとくたび得るものがあるこの小説は、芸の術をきわめたいアーチスト、クリエーターには必修だ。 一般に泉鏡花は耽美的な幻想文学の旗手として知られている。そういうことには詳しくないので、以上、独自の考えを述べたが、専門の研究者やファンの不興を買うかも知れない。現に以前、鏡花研究セミナーで同様の発言をしたら、まわりから白い目で見られた。見当違いの門外漢が何をいうか、との雰囲気になり、いたたまれなかった。的はずれなことをいっているつもりはないのだが、一体どうなのだろう。 今回は代表作「歌行燈」について特記したが、この本には「歌行燈」「高野聖」の表題作ほか、「女客」「国貞えがく」「売色鴨南蛮」の短編も収録されている。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
Each of the trees here, any of them big enough to block sun at midday, would crumble into small pieces, turning into even more l,
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レビュー対象商品: 歌行燈・高野聖 (新潮文庫) (文庫)
NHKのテレビ番組のJブンガクを見ています。2010年の8月に 高野聖を紹介していたので読み直しました。 日の光を遮って昼もなお暗い大木が切々に1つ一つ蛭になって了(しま)うのに相違ないと,いや,全くの事で。 というくだりを Each of the trees here, any of them big enough to block sun at midday, would crumble into small pieces, turning into even more leeches - just imagine that! と訳していました。 へー,そういう意味なんだと 高野聖 の中身と英語の勉強になりました。 英語にしてみると高野聖 の良さと日本語の良さを再認識できることが分かりました
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