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歌屋 都はるみ (文春文庫)
 
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歌屋 都はるみ (文春文庫) [文庫]

有田 芳生
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

独得の節回しと数々の名曲で日本中を熱狂させる都はるみ。彼女の実像と素顔を入念で徹底的な取材に基づいて描くノンフィクション

内容(「BOOK」データベースより)

独得の節回しと数々の名曲で、昭和・平成の日本を熱狂させる都はるみ。少女期から歌手デビュー、トップスターへの道、美空ひばりとの出会い。そして、レコード大賞受賞までの軌跡、突然の引退宣言。復活から今日まで。日本を代表する歌手の実像と素顔を入念で徹底した取材に基づいて描く、著者渾身のノンフィクション。

登録情報

  • 文庫: 300ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1997/10)
  • ISBN-10: 416743802X
  • ISBN-13: 978-4167438029
  • 発売日: 1997/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 679,018位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:文庫
私は著者のことを「オウム事件」で初めて知ったのだが、その後も、何か事件があると“正義”のコメントを述べるテレビのコメンテーターだと思っていた。

なので、この作品も都はるみの出生に関しての事柄を中心に書かれているのだろうと、あまり期待しないで読んでみたのだが、これが思いがけず良い作品である。何か得した気分である。題名の通り「歌手」都はるみの姿が描かれている。

本書を書くきっかけがそうであったように、著者にとって、歌手としての彼女を描くにしても出生のことは避けて通れない事柄になっているのだが、作品の中心はやはり、「歌手」都はるみの姿である。16歳でデビューしてから36歳での引退までの彼女の心の揺れ、葛藤、引退後復帰してからの歌手としての心境の変化が、彼女自身や周囲を取り囲む人物の証言を通じて丁寧に描かれている。著者も記している通り、ここに書かれていることが全てではないにしても、彼女の実像に迫っていると思われる。

著者はこの作品を書くのに途中の中断はあったにしても3年を費やしたそうだ。そして、その間、毎日ヘッドフォン・ステレオで少なくとも1時間は彼女の歌を聴いていたそうである。「歌手」としての彼女を描くのに必要なことに違いないし、作品にもそれが生かされている。

なお、この作品が単行本として発売されたのは‘94年とチョット古いので近年の彼女の活動は書かれていない。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
是非読んで。 2009/8/27
形式:文庫
くどくど書きたくない。本は興味を持ったら自ら読み感じるものだ。有田芳生氏の著書は初めてだが、文章力は素晴らしい、勿論 都はるみの昔からのファンで有り又醒めた批判家でも有った。しかし再起後の自ら『うた屋』と名乗り演歌から一線を引いて歌いたい歌を歌う彼女の姿勢に共感しDVDを買いあさった。なぜか何度観ても飽きない面白さ一貫したぶれない姿勢益々 都はるみに惚れた。そして今度は本に手を出し、有田芳生氏の著書で朧げに感じていた 都はるみ像に説明が着いた。書き手の拙い説明よりも是非読んで感じて欲しい。五木寛之氏との対談『長い旅の始まり』つぶやき『メッセージ』と共に、一層ファンは楽しくなる筈。
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By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
有田芳生氏の描く「都はるみ」像は、スターの実像を浮かび上がらせたものでした。筆者自身が本書の原稿を書くにあたってずっと彼女の歌唱を流しながら執筆していたというエピソードで分かるような愛情に満ちたものです。冷静な観察者の目を持ちながら、1ファンとしての温かい気持ちがその底流にありました。

本人にとって都合の良い伝記でもなく、彼女の出自について取り扱いの難しい記載もあり、ある種の憶測を呼ぶものだと思いますが、真実を描くという姿勢に徹しているので、その時代背景とともに理解できるものでした。

八百屋や魚屋と同様、自らを「歌屋」に例えた都はるみの半生は歌なしにはたどれません。幼いころのエピソードからして歌に浸っています。普通のおばさんになりたい、と引退しましたが、歌の世界からは結局離れることが出来ませんでした。

愛する人との出会いと別れを繰り返し、その私生活は決して恵まれたとは言えないかもしれませんが、それを乗り越えて再び舞台に立つからこそ、歌屋なのでしょう。
1976年に「北の宿から」で日本レコード大賞とFNS歌謡祭最優秀グランプリなどを受賞した経緯や、1980年に『大阪しぐれ』で日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞したエピソードなども詳しく書かれています。引退前のラスト・ステージとなった紅白歌合戦での舞台裏も臨場感たっぷりに伝わってきました。

素顔に迫るとは言いますが、そのためには時間をかけた丁寧で綿密な取材が欠かせません。本人へのアプローチは当然として、関係者への取材もしっかりとなされているからこそ、都はるみ自身がこの本をコンサート会場で宣伝してくれている、という話につながります。それだけの価値が詰まっていますし、愛情が感じられました。
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