歌姫とは村々に存在し、王を支えるために幽閉され歌い続ける運命にある。
歌姫とは代々女にしか受け継がれない能力。
村は歌姫を塔に閉じ込めて歌わせ続けることで安寧を得る。
歌姫を失った村は滅び行く運命になる。
そんな世界のお話です。
歌姫の母をもつ兄弟のカインとマリア。
村長の息子のトーマスと子供の頃に出会ったことで、運命の歯車は回りだす。
村は歌姫を利用していると教えられ、マリアを守ろうとするカイン。
マリアはカインに守られ疑うことなくトーマスを慕い始める。
トーマスは村長の役割を超えてマリアを守ろうとする。
二人の思いを知ったカインは村を出て旅に出る。
そんな時、母親が倒れて、次代の歌姫マリアが歌い始める。
歌姫の能力はカインが受け継いでいることも知らずに・・・
皆、誰かが誰かを大切に想っています。
特別大きな出来事は起きないのにお話に引き込まれてしまいました。
誰が悪いわけでもないのに、すれ違ってしまった想いがもどかしく、悲しかったです。
誰もが少しずつつらい想いを抱えているのに、前向きに生きていく姿は潔いです。
購読後、ほんわりあたたかな気持ちになれると想います。