内容紹介
プエルトリコは歌の島。これまでたくさんのすばらしい歌曲を生み出してきましたが、その中でももっとも多大な仕事を残したのがラファエル・エルナンデスとペドロ・フローレスでした。このアルバムは、そんな両者の名曲を楽しみながら、同時にプエルトリコ音楽の歴史の流れも追えるというゴージャスな内容です。エルナンデスやフローレスの楽団の特徴だったフルートとクラリネットにミュートつきのトランペットが絡む室内楽的な演奏は、マイルス・デイヴィスが49年に『クールの誕生』でやった試みの先を行くものだというのが、中村とうようさんの自説ですが、ここではそんな彼らの楽団による貴重録音から、歌の国プエルトリコを代表する名歌手たちによる円熟の歌声まで、この島の歌の歴史を振り返ります。
選曲/解説:中村とうよう