内容紹介
中南米の革命は音楽とともにやってくる。軍政に苦しみ、半農奴的状況におかれ、劣悪な労働条件と低賃金にあえぐ農民や労働者の自己表現手段はフォルクローレであった。チリの大地と民衆に深く結びついたフォルクローレの採譜と復興を通して、民衆の自己表現を取り戻そうとしたチリの国民的歌手ビオレッタ=パラの生涯を、彼女の自作の詞を多数織りまぜながらよみがえらせる。
〔略年譜〕
1917年、チリ南部チジャンに生まれる。
1932年頃より盛り場で歌い始める。
1949年頃よりフォルクローレに目を向け始め、ラジオ番組をもつ。
1955年、カウポリカン賞受賞。
1959年、チリ各地にフォルクローレ採譜の旅に出る。
1964年、パリのルーブル美術館で自作のタピストリー等を展示。
1967年2月5日、ピストル自殺。