産業集積論っていうんだろうか、アプローチは。しかしコンテンツ産業、中でも音楽産業でのこういった研究は新鮮だ。各都市ごとのサブカルチャ−が産業化していく過程が丁寧に描かれている。筆者が最終的にいいたいことはポップ音楽での文化的財として捉えることが重要だってことかな。たしかに音楽コンテンツ産業はかつての勢いはない。デジタル化というイノベーションに対応できなかったってことなのかな。しかし消費財としてのポップ音楽に自分も慣れてしまっていることに改めて気がつく。都市の変容とカルチャーの変容か、多分、随分、時間をかけて調査したんだろうね。意欲的で力作であるといってもいいかもね。