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欲ばり過ぎるニッポンの教育 (講談社現代新書)
 
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欲ばり過ぎるニッポンの教育 (講談社現代新書) [新書]

苅谷 剛彦 , 増田 ユリヤ
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

学校だけに依存しない学力向上のための論議
英語の早期教育は本当に効果があるのか。詰め込み教育は間違いか。ドリル式学習の問題点など、大きく捻じ曲がった日本の教育の「幼さ」を学力向上の観点から問う

内容(「BOOK」データベースより)

「教育改革」を語る前にフィンランドの教育を解剖してみると「格差」など日本の問題点が見えてくる。

登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/11/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061498865
  • ISBN-13: 978-4061498662
  • ASIN: 4061498665
  • 発売日: 2006/11/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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54 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書より:「いいと思うものをどんどん挙げて、リストにつけ加えていくわけです。こんなふうにできたらいいなということをつぎつぎと書いていくと、そのリストのすべてのことができたときには完璧な人間が育つみたいな考えが、ポジティブリストの考え方です」。この考えが日本の教育をダメにしてきたと、筆者は警告する。まさにその通りだ。

あれもこれも教育改革で、いろいろなものを学校へ導入しすぎた。その結果、今の学校は消化不良を起こしているのではないか? 興味や考える力を大切にした新しい学力観。いじめや不登校の問題に対応するため心の教育を取り入れた。競争は良くないと言うことで、相対評価をやめて絶対評価を導入した。

しかし、これらの改革にもかかわらず、なぜ日本の教育はいっこうに良くならないのか?

それは、教育改革を「1+1=2」と考えているからであろう。リストにどんどん足していって本当に日本の教育が良くなるのなら、どんどんリストに加えていけばいい。しかし現実には、何か一つのことをやれば、何かが必ずはみ出てくる。

「英語を入れるかわりに国語の時間が減りますけど、それでも英語を入れることに賛成ですか?」
そうです、教育改革は欲ばってはいけないのです。
このレビューは参考になりましたか?
61 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 遊鬱 VINE™ メンバー
形式:新書
この本の楽しみ方は増田氏が苅谷氏と対談するなかで、教育に過剰に期待する幻想(総合学習、英語教育、フィンランドにおける教育)から免れて、現状の(正確には改革に弄ばれる前の)日本の教育を再評価せざるをえない立場に鞍替えせざるをえなくなっていく過程にある。

何よりも大事な視点は日本の教育が福祉の一貫であったということ。例えばフィンランドに代表される北欧の社会システムを礼賛する人々は多いが、実は日本の方が優れているんではないかと。つまりフィンランドの教育は高校進学率が60%、大学進学率15%という状態だからこそ成り立つものに過ぎず、そんな日本が1960年以前に通り過ぎた地点の国(日本はそれぞれ100%、50%!)と単純比較して改革熱に浮かされることが恥ずかしいと。日本が長らく治安のいい、若者が犯罪を犯さない国でありえたのは他の国では投げ出しているような若者を学校で受け容れて面倒をみてきたから、福祉を担ってきたからではないかと示唆している。その観点からすると、相対評価が生徒を追い詰めるのではなくて、少数のエリートにしか資することのない絶対評価(単に個人的にどれだけ頑張りましたという話ではなくて、ある知識、技量を修得したか否かのみが問われる)を徹底するほうが遥かに厳しいという指摘も頷ける、日本は子どもに長らく優しい国だったんです。

単なる情緒に流された教育批判をするのがブームみたいだが、そんなに日本の教育は批判されなければいけないものだろうか?きちんと数字に基づいた批判、現実的な批判が一体どれだけあるというのか、そんな思いつきによって改革すればするほどにより悪くしているだけではないかと問いかけるそんな一冊。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By HH
形式:新書
教育に関する仕事の携わるものとして、この本のタイトルには魅かれるものが

ありました。

「欲ばり過ぎる・・・」確かに読み進めていけばいくほど、その理由がうなずけます。

例えば、学力世界一と評判の国フィンランドでは

高校進学率は60%未満(高校は普通科しかなく、30%は職業学校に

行くとか。つまり、進学しない子も10%程度いるのですね)。

日本で高校進学率が60%の時代というと、1960年代だそうです。

その頃の日本の大学進学率は15%程度だったとか。

今の日本は義務教育ではないのに、97%が高校に行くし、大学進学率だって

50%という数字が出ています。

フィンランドでは、兵役があるとか、大学の数が少ないとか(21校しかない)、

一度職業についてから大学に行く人も相当数いて、

日本とは違う社会状況なので、

フィンランドの大学進学率については本文中に明記されていませんでしたが、

「大学進学に関して、高校は責任などもたない。そんなストレスフルなことを

どうして学校が引き受けなければいけないのか」と著者の方が取材中に

フィンランドの高校で言われて驚いた、ということなどを考えると、

国によって教育に対する考え方やとらえ方が違う、ということや、

日本の学校は、あらゆる意味で子どもの将来まで丸抱えして

頑張っているのではないか、ということを改めて感じました。
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苅谷氏の興味深い論考も、対談にすることで伝わりにくくなっている
本書は、教育学者として著名な苅谷剛彦氏と、ジャーナリストとしてインター
ナショナルスクール等の取材や著書をお持ちの増田ユリヤ氏の対談形式を... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: ミヤコ
苅谷氏の冷静で実践的な議論が印象的
日本では、社会問題が顕在化するたびに、「今の教育はいったいどうなっているんだ」「教育を再生しなければ…」という議論になりがちである。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 中野拓
需要過多の日本の悲劇が述べられている。
小学校英語、総合学習から始まって
現在の日本の教育需要について
対談を通して詳しく述べられた一冊。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/28 投稿者: ozean-schloss
教育ママとやらは読まない方が
のっけから子どもに塾やら習い事やらを数多くやらせる親の話題。
学習塾のバイトを始めてから再び読み返してみたら... 続きを読む
投稿日: 2008/7/9 投稿者: 陸遜
この本は「証拠に基づいて」書かれているのか?
あとがきによれば、この著者の一人は「『証拠に基づいた』政策決定を」と中央教育審議会のある部会で呼びかけたそうです。それなら、今本を書くにあたっても、「日本の教育が... 続きを読む
投稿日: 2007/10/13 投稿者: papa
題名が内容をわかりにくくしているが
フィンランドの教育は見習わなければならない。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/30 投稿者: 糸音
本書を通じて日本の教育は、基本的には何も変える必要がない、ただし、教育にかかる予算と教員養成のための時間さえ増やしてくれればいいのではないかと...
 いま、教育再生会議において、ニッポンの教育制度の改革案が議論されている。土曜日の授業復活や徳育の充実などが議論されているようだ。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/19 投稿者: 西山達弘
冷静に現状を見つめる
改革で右往左往する日本の現状を二人の対談、刈谷氏の個人記述で分析。フィンランドの制度を紹介するが、単なる礼賛と日本叩きではなく、取り巻く社会全体での比較をしている... 続きを読む
投稿日: 2007/4/22 投稿者: サンバルソース
題名はこれでいいのか?
内容等々については他の方も書いているので、

差し控えさしていただきます。

題名について。... 続きを読む
投稿日: 2007/3/5 投稿者: 金太郎
主にフィンランドとの比較で日本の教育を見る本
主にフィンランドと比較しながら、日本の教育の現状、ならびにフィンランドの現状が日本に取り入れられるかが書かれている本。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/13 投稿者: 清高
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