英語学習者にはおなじみの “
The Elements of Style, Fourth Edition” は通称 “the little book” と呼ばれていますが、
この本は、まさに欧文組版の “the little book” に値すると思います。
(もちろん“little”は、尊敬をもってあえて強調されるところです。)
欧文組版の基礎をこれだけ簡潔にまとめていることも見事ですが、
この本の底本が1948年に書かれたもの、その復刻版を更に漢字を新字体にし、
加筆などが施され、烏有書林から出版されるまでの流れも “The Elements of Style” と似ており、
“the little book” ならではの特長と思いました。
欧文書体の種類、どんな書体を持っているべきか、欧文組版をする上での書体に選び方や考え方など、
欧文組版で苦労したことがある人には、いろいろな発見があると思います。
活版ならではの活字(フォント)の集め方、何気なく使っているロウアーケースという言葉の由来など、
DTPしか知らない世代には、とても興味深く面白い本でもあります。
組版・デザインに関わる仕事をしている方には、ぜひおススめです!