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欧亜純白 ユーラシアホワイト I
 
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欧亜純白 ユーラシアホワイト I [単行本]

大沢在昌
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

1997年6月。香港の中国返還という大変動を直前にひかえ、世界中の犯罪組織のあいだで生き残りをかけた激しい抗争が展開されていた。そのカギを握るのは、中国本土を経由し、香港からアメリカ国内に持ち込まれる「チャイナホワイト」と呼ばれるヘロイン。世界最大のヘロイン輸出湊の香港が、中国公安局の厳しい取締を受ければ、ヘロインの流通地図が一変する。そうした機に乗じて、「黄金の三角地帯」と「黄金の三日月地帯」という世界二大ケシ産地を抱えるユーラシア大陸をまたにかけて新たにヘロインビジネスを牛耳ろうとたくらむ謎の人物「ホワイトタイガー」が現われる。その動きを牽制しながら虎視眈々とビジネスチャンスをうかがう、ロシアマフィア、シチリアマフィア、中国マフィア、日本のヤクザ……。その野望を打ち砕くべく、熾烈な闘いのなかに果敢に身を投じていく、DEA(アメリカ麻薬取締局)のベリコフと厚生省麻薬取締官事務所の三崎――。

壮大なユーラシア大陸を舞台にくり広げられる日米潜入捜査官の苛烈な闘いを描く、ハードボイルド巨編!

内容(「BOOK」データベースより)

1997年、香港返還前夜―激変する麻薬ビジネス。壮大なユーラシア大陸を舞台に、日米潜入捜査官の苛烈な闘いが幕を開ける。

登録情報

  • 単行本: 568ページ
  • 出版社: 集英社 (2009/12/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087804771
  • ISBN-13: 978-4087804775
  • 発売日: 2009/12/15
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.6 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 79,290位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By taste_of_honey トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
麻薬取締官(略称:麻取)という知られざる職業を主人公にあてて点は異色。
彼らは厚生省管轄の公務員でありながら、拳銃所持と逮捕権が認められている特異な存在。

本作はエンターテイメント小説ではあるが、
犯罪組織間の微妙な力関係に、日本、中国、合衆国などの麻取組織が絡み合う、
極めて複雑な展開を呈するため、全編に渡ってかなりの部分に説明的な描写がある。
これは複雑な背景を読み手に伝える意味で必要なわけだが、
過多になると興醒めするため、加減が難しい。

一方、大沢作品の魅力の一つに、スリリングなバイオレンス描写があるわけだが、
本作の上巻を読む限りでは、その方面はやや少ないように思われる。
説明的部分が多く、作品本来の筋書きの配分がやや少ない。

ちょっと話が大きくなり過ぎた感があり、この後の展開に一抹の不安はあるものの、
ホワイトタイガーの正体と三崎の運命の結末を見届けるため、
下巻へと惹きつけるだけの読み応えはある。
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8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この作者の秀逸な点は必ず「組織」をきちんと説明する点にあると思う。日本の「麻薬取締事務所」と「警察」、アメリカの「CIA」と「DEA」、中国の行政当局と警察、そして敵となる各国の「犯罪組織」などを必ず綿密に取材するようなので圧倒的にリアリティーが増す。そのうえで、正義感にあふれるがために組織から疎外されながらも戦う魅力的な主人公を作り上げる。その姿は「新宿鮫」とも重なるが、本作はさらに日本−中国−アメリカの3国の捜査官が友情にも似た連携して徹底的に戦う壮大なスケール感があるのでみるみる引き込まれてしまう。それぞれの潜入捜査官が身元がばれないようにさまざまな工作をする焦燥感は香港映画のようだし、アメリカでの組織との対決はハリウッドのマフィア映画のような出来栄え。
北朝鮮ルートの存在を書いた以上、韓国当局からも捜査官の参加があるべきでは、という疑問や悪玉のキャラクターを立てすぎたゆえにちょっと違和感を感じる部分もあるが、ぜひ映画化にてもらいたい作品。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 佃煮屋の邦ちゃん VINE™ メンバー
形式:単行本
恐ろしいほどよく練られていてかなり読み応えある作品。扱っているテーマは麻薬犯罪についてではあるけれど、今現在の世界的な視野で見た政治や経済の潮流をしっかりと反映させてあり、現実感のあるスリリングな内容になっているあたりはさすが。

表面的な出来事の裏に何が起こっているのか、といったことに多少なりと興味のある人には、智力・体力・集中力を賭けて読む価値ある作品だと思います。

長いけれど、個人的には下巻少しいったあたりからグイグイ引っ張られ、疲れを忘れて一気に読了に向かいました。
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