次元だけを扱った新書ということなので、
基礎から余剰次元まで勉強するつもりで購入。
前面カラー印刷で、図版が多いのはよかった。
(カラビ=ヤウ空間などは、カラーでないとわかりにくいので)
しかし、せっかくカラーなのに、
白黒写真や図が多く、もったいない気がした。
それに人物写真が多すぎて、正直、要らないと思った。
次元についてというより、科学史に力点が置かれていて、
肝心の次元そのものがどういう構造でどういう性質なのか、
いまいち記述が散漫でまとまりがなく、わかりにくかった。
文章も難解だ。
科学的な正確さを気にしすぎて、記述が複雑に感じる。
数式がどうとか、理論がどうとかより、
考えうる次元の構造はこうこうこうで、
という解説を期待していたので、
肩透かしを食らった感じだった。
ほしい解説がなくて、蛇足が多い。
ひも理論がどうとか、M理論がどうとか、
万物理論については他でみな勉強するだろうし、
この程度の紙幅で解説できるわけがないので必要ない。
0次元から考えうる余剰時限の構造まで、
カラーの図で一覧になっていればなぁと思わずにはいられない……。
(無数にあるからといって例も少ないのでは、余計わからない。
次元の本なのに、人物写真より次元の図版が少ない……)
結局、次元がどういうものか、
最後まで読んでもよくわからなかった。
次元以外の要素が多すぎて、焦点がぼやけている。