ひとことで言えば「ミュージシャンに向けて書かれた初のビジネス書」です。
対象は、シンガー、プレイヤーのみならず、プロデューサー、エンジニア、DJ、マニピュレーターなど「音楽を作って対価を得る人」すべてです。
「いかに自分の創作をビジネスとして成立させるか」を考える手がかりになるように、手間と時間をかけて書かれた良書です。
でも、考えてみれば、音楽業界人向けのビジネス書はあったけど(著作権とか、原盤制作の仕組みとか、津田さんと牧村さんの本とか)、
真っ向からミュージシャンに顔を向けて、ビジネスを語りおろしたのは、はじめてじゃないでしょうか。
それと、ビジネスの仕組みだけじゃなくて、フリーランスとして生きていくためのメンタル啓発的なポイントや、
とにかく長くマネジメントを担ってきた人間の皮膚感覚的なものが、実際的な文章になっている事が、一番のオススメポイント。
これからの若いミュージシャン/音楽クリエーター向きですが、シュリンクする音楽業界で立ちすくんでいる中堅〜ベテラン音楽人にも、
もう一度自分の足下を見つめ直す、良いキッカケになる本だと思います。
立ち読みでもいいから、読んでね!