女流ポルノ作家、綾子は、ひとり暮らしのマンションで近隣住民に不審がられ、地下鉄サリン事件の犯人かと疑われたことをきっかけに、4200万円の一戸建てを購入する。だが引っ越して間もなく、図面とちがうさまざまな家屋の欠陥が判明。不動産会社を相手取った民事裁判を起こした綾子は、ストレスから来る血尿とチックに悩まされながらも、孤軍奮闘の日々を続ける。
住宅探しから法廷闘争の顛末までを描いた本書で、著者が訴えているのは、ひとり身の中年女性に対する世間の冷たさと、その中での生きにくさだ。裁判で足元を見られ、幾度も妥協を迫られる状況に追い込まれても、守ってくれるのはへんてこな老弁護士ひとりだけ。しかし豊富になった建築知識を生かし、別のマンション建設反対運動にまで介入しはじめる主人公の姿は、パワフルそのものだ。奔放なセックスライフを楽しんでいた女性が、突然降りかかった災難を乗り越えることによって自立していく様は、読む者を勇気づけてくれるだろう。(砂塚洋美) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
難しいことは抜き、ワイドショーを見る感覚で。,
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レビュー対象商品: 欠陥住宅物語 (幻冬舎文庫) (文庫)
作者が一戸建て住宅の購入を決意するまでのいきさつ、「これぞ」という中古物件にめぐりあい購入するまでのあれこれ、そして購入後に欠陥住宅だとわかり訴訟を起こし判決が出るまでの話が、作者の私生活もからめて日記調まとめられている。個人的には、「100%先方に非があったとしても、買ったら最後、解約はありえないし、先方からお金を引き出すにも微々たる額しかひきだせない」ということがよくわかった。注意してほしいのは、本書は欠陥住宅をテーマにあれこれ薀蓄(うんちく)を語っている本ではないことだ。どちらかというと、学生や新婚さんのように、「何年か先に家を買うことになるであろうが、それはまだ少し先。知識も殆どない。」という人が、他人事で週刊誌やワイドショーを見る感覚で読む内容だ。決して知恵や知識をつけるための本ではない。※著者名で作品を検索すれば一目瞭然であるが、作者はいわゆる「エロ」物の物書きで、本作品にもそういった内容が含まれている。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
結構お勧め,
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レビュー対象商品: 欠陥住宅物語 (単行本)
この小説は、作者が実際に欠陥住宅をつかまされて、裁判を行った体験に基づいているらしい。小説というより、エッセイ、といってもいいのかな?まぁ、虚実のバランスはよくわからん。で、内容的には、裁判とか、欠陥住宅の話はあんまり出てこない。その前の、家を買おうとする段階の話や、作者の昔の話が主だ。で、この本の中に出てくる出来事で、「あれ、これあの小説のもと?」という事がいくつかあった。なので、斉藤綾子のほかの小説を読んだことがあったほうが楽しめるかな?とは思いました。(「フォーチュンクッキー」とかね)
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
斎藤綾子ファンしか無理,
By naonao-703 (京都市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 欠陥住宅物語 (単行本)
小説とうたっているけど、内容はエッセイもしくは日記1人暮らしを始めた時から一軒家購入 後、裁判が終了するまでの日々の暮らしを書いた これは、斎藤綾子に思い入れがないと面白くもなんともない 家を購入予定の人が参考にする内容でもない 貯金が二千万あったのが、唯一驚いたけど
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