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櫻よ 「花見の作法」から「木のこころ」まで (集英社文庫)
 
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櫻よ 「花見の作法」から「木のこころ」まで (集英社文庫) [文庫]

小田 豊二 , 佐野 藤右衛門
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

祖父の代から桜を愛し、桜を守り続けてきた京都の三代目「桜守」が、全国の名桜のもとで、桜の心、自然と向きあうということ、人生の意義を語る。瀬戸内寂聴のエッセイ、安達瞳子との対談も収録。

内容(「BOOK」データベースより)

人が桜を愛でるのはわずか5日ばかりのこと。桜をこよなく愛する、京都の三代目桜守・佐野藤右衛門は、残りの360日も全国各地の桜に会いに出かけ、病んだ桜の手当てをし、貴重な品種の「跡継ぎ」を自分の桜畑で育てている。木のこころのわかる桜守が、全国の名桜のもとで語る桜への思い。人間と自然との、共生の道。瀬戸内寂聴による序文「陽気な桜守」、安達瞳子との対談「桜に魅せられし人生」収録。

登録情報

  • 文庫: 268ページ
  • 出版社: 集英社 (2004/2/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087476693
  • ISBN-13: 978-4087476699
  • 発売日: 2004/2/20
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
桜といえば染井吉野と思っていましたが、この本で考えが変わりました。
安易に大島桜と江戸彼岸桜の突然変異の雑種である染井吉野を植え、桜は「染井吉野」だと錯覚していると、日本の桜はそのうちに滅びてしまうかもしれないと警告してます。

染井吉野は実生では育ちません。日本中の染井吉野は1本の桜の木からの接木で全国に広まりました。苗木を植えると花が咲くのも早いが枯れるのも早い。
日本固有の山桜、彼岸桜、大島桜に比べて寿命が短いのです。接木のため若木
と見えても実は100年以上たった老木なのです。従っていつ全滅するのかも知れないのです。

こういううんちくが一杯詰まった本です。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
 この本は、京都「植藤」十六代目・佐野籐右衛門さんが、取材の人たちに各地の桜を案内して歩いた時の様子を聞き書きしてまとめられたものです。籐右衛門さんの軽妙で茶目っ気たっぷりの語り口に、うん、うんと頷いたり、ほおー、っと関心したり、じーんと涙がにじんだり…。いつしか本の中で私も一緒に花見をし、とてもあたたかい気持ちになりました。一方で、籐右衛門さんは桜を通して、人間と自然との関わり合いについても語っています。この本の中には、聞き逃してはいけないメッセージがたくさん詰まっていると思います。すらすらと読みやすい本なので、たくさんの人たちに読んで欲しいです。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
桜が大好きですので、桜にまつわる本には常に関心を持っていますし、見つければたいてい購入するような桜好きです。それゆえ、大好きで敬愛する桜守の佐野藤右衛門さんの本ですから、読みました。

藤右衛門さんの人生哲学とも言えるような含蓄のある言葉がならんだ「桜」にまつわるお話でした。
「桜」の育て方なのですが、人間に置き換えて聞いてもなるほどと思われる実体験に裏付けられた教訓が詰まっています。多くの人が読まれても納得できる内容でしょう。藤右衛門さんの語りを小田豊二氏が聞き書きしたスタイルで活字になっています。そのため京都弁の柔らかさも感じられるようになっていますから、硬い感じは全くうけません。

藤右衛門さんの語りの一例をほんの少し引用させていただきます。「桜は毎年見るのではなく、毎日見る」の項で「いや、植物に対する人間の無関心も困るけどやな、過保護もまた困るんや」「桜は、基本的に自立しとると思った方がよろし。」と。

まさしく、サブタイトルにあるように、「花見の作法」から「木のこころ」までは人のことを言っているようで、藤右衛門さんのお話が多くの人から関心を集めるのもよく分かります。
瀬戸内寂聴による序文「陽気な桜守」には、藤右衛門さんと付き合いにも触れられていますし、安達瞳子との対談「桜に魅せられし人生」には先代と藤右衛門さんとの性格の違いにも触れられていて興味深いものがありました。
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