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檻 (集英社文庫)
 
 

檻 (集英社文庫) [文庫]

北方 謙三
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

スーパーの親爺。ヤクザからは足を洗った。ありふれた生活。だが、心はいつも別の何かを求めていた…。檻の中に留まりきれない男の野性と滅びの美学を鮮烈な叙情で謳う。(解説・北上次郎)

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 集英社 (1987/3/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087491943
  • ISBN-13: 978-4087491944
  • 発売日: 1987/3/20
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mr-ahho
形式:文庫
切り詰めた文体から、ぶつかり合う肉の音が聞こえてくる。スーパーの店長として暮らす平凡な男が、檻を破って野獣に戻る話と書けば良いだろうか。とにかく出てくる脇役がいい (この後北方作品に出てくる 老いぼれ犬 と言われる刑事はこれが初登場だったかな?) 女がいい。 台詞がいい。北方いや日本のハードボイルドの最高傑作だ。こんな良い小説はそうそう無いぜ! 
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
週刊文春1983年 国内7位

個人スーパーの経営者 滝野は、ヤクザ稼業から足を洗い、妻帯して、平凡だが成功した日々をおくっていた。が、店内で暴れるチンピラを叩きのめしたことをきっかけに、滝野は、再び暴力の世界に戻っていくことになる。 ・・・

ストーリーとしては、ありがちだし、結末も見えてしまう。ので、本書の魅力は、なんといっても登場人物たちの生きざま。滝野を閉じ込める日常を”檻”と表現しているが、それを抜け出そうとする行動が、読み手(男性読者ということになるけど)の暗い願望を満足させるのだと思う。滝野のダチ高安、妻幸江、愛人の暁美、探偵平川、犯罪者となった滝野を追い詰めていく、刑事<老犬>高樹と村沢。それぞれの生きざまを通じて彼ら(彼女ら)が魅力的に描かれている。

滝野がコーヒーを冷まして飲むシーン、高樹がライターをカチカチやるシーンが随所にあるのだが、こういった何気ない描写が、ストーリーを展開する上で、象徴的な役割を果たしていたりして。味わい深いなぁ。

ただ、かっこ良すぎるセリフが多少鼻につくかも。
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2011/10/24
形式:文庫
堅気になった男がスーパーを経営する。ハードボイルド小説。

前半のスーパーでの話が一番面白かった。スーパーという身近な場所で起こる事件を、元ヤクザならではの方法で解決する様は爽快。ただ、それ以降は港なりホテルなり、いかにもな場所で、いかにもな事件が発生する。それはいかがなものか。

ハードボイルドな漢を読みたい人にオススメ。
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