内容紹介
「ああっ、何をなさいますっ、これ以上、私に恥をかかせるのはおやめ下さい」――親の仇である憎き男と、使用人であった下郎に、お志津は全裸に剥がされ後手に緊縛された。割り裂かれた両足首を棒杭に繋がれ、2人の男に上半身と下半身とを執拗に愛撫される。屈辱感と汚辱感、しかしそれと並行して突き上げて来るこの快美感は一体……「卑怯な、自由を奪った女を辱めるなど――」血走った声はやがて甘美な喘ぎ声に……武士の妻が2人がかりで嬲られる『卑怯者』など、緊縛の文豪による全5篇。
内容(「BOOK」データベースより)
「お願い、私の口の中へお出しになって」―。高貴で貞淑な大学教授夫人が、情事のなかで淫奔な素顔を露わにする「檸檬婦人」。憧れの女性を別の男に寝取られる作家の実体験と、SM時代小説がダブりつつ進行する「卑怯者」。回春薬バイアグラの、面白うてやがて哀しき体験記「勃起薬綺譚」。ますます盛んな「緊縛の文豪」が写しとる、切ないほどの愚かさに満ちた男と女。五篇を収める短篇集。
