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檸檬のころ (幻冬舎文庫)
 
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檸檬のころ (幻冬舎文庫) [文庫]

豊島 ミホ
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

保健室登校の女友達とのぎこちない友情。同級生と馴染めない、音楽ライター志望の偏屈な女子に突然訪れた恋。大好きな彼とさよならすることになっても、どうしても行きたかった、東京―。山と田んぼに囲まれた田舎の高校を舞台に、「あの頃」のかっこ悪くて、情けなくて、でもかけがえのない瞬間を切ないまでに瑞々しく綴る、傑作青春小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

豊島 ミホ
1982年秋田県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2002年「青空チェリー」で新潮社「女による女のためのR‐18文学賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 283ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2007/02)
  • ISBN-10: 4344409221
  • ISBN-13: 978-4344409224
  • 発売日: 2007/02
  • 商品の寸法: 15 x 10 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 ささやかな、でもかけがえのないドラマ, 2007/2/21
レビュー対象商品: 檸檬のころ (幻冬舎文庫) (文庫)
とある田舎の高校を舞台にした全7編の連作短編集。

青春小説、高校生活クロニクルと言ってしまえばそれまでだが、そうは一言では言えない細やかさや、共感、そしてささやかな物語。

各編の主人公はそれぞれ性別も性格も何もかも異なるが、共通しているのは、「どこにでも居る人達」という事。天才児も居なければ、甲子園に出るようなエースも居ない。はたまた、手も付けられない不良も居なければ、陰湿ないじめもない。

そんな人々を、丁寧に丁寧に追って…あぁ、でもこんな高校生活あったのかも、と思わせる。角田光代の作品でも思ったが、焦点を変えれば、距離感を変えれば、現実の方が、ドラマチックだし、一見ささやかな事も彩りを持つものだと改めて感じた。素晴らしい小説でした。

ラストの「雪の降る町、春に散る花」は、映画耳をすませばへのオマージュかと思えるような感じもあって、個人的に良かった(内容含めて)。

ちなみに単行本と全く同じデザインの表紙(色だけ違う)もお洒落で素敵ですよ。

「広い空、厚い背中、季節のにおいの風。これが全部東京に行ったら失われてしまうんだと思うと、田舎には何でもある気がした。しょせんそんなのは気のせいで、私の欲しいものは東京にしかないって、頭ではちゃんと分かっていた。けれども錯覚したのだ、もう何もいらないって。これ以上の何が、世界にあるんだろうって。」 259ページより
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 一瞬のきらめき、檸檬のしずく, 2009/1/19
By 
aquatio "hirosi" (東京都港区) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)    (VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 檸檬のころ (幻冬舎文庫) (文庫)
高校を舞台にした連作。
主に学生の視点だけど、ときに先生や、学校近くの駄菓子(なんでも)屋の息子に視点だったり、とにかく高校という舞台の主役や脇役の目から見た、ある種の青春グラフィティ。
正直な気分として、胸がきゅっとなる。
何とも甘酸っぱい、まさに檸檬のしずくのような瞬間が何ともかけがえない。

幼く見える高校生も、もうれっきとした大人としての悩みを持ちつつ、その中で若さ故の感性で生きている。
そんな様子を、同じ目線で書かれた本書は、とっても貴重です。
特に(やはり作者が女性だからか)、女子学生のしたたかで、厳しくて、かわいらしい視点の描写がとっても生き生きしている

すがすがしい佳作でした。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 傑作のふつうの青春, 2005/7/22
By カスタマー
レビュー対象商品: 檸檬のころ (単行本)
戻りたい、と思うほど楽しい思い出もなければ
挫折、と呼べるほど大きなツマズキもない。
引きこもりになるほどのいじめも受けなかったし、しなかった。
そんな、ふつうに毎日を過ごしたふつうの高校生だった私は
この小説の主人公たち(←ひとつの高校を舞台にした短編集)に共感しまくりでした。

好きになりかけ。女子グループの嬌声。中学を思い出す。受験の発表。
誰もが経験している高校生活のシーンと、その時の生徒のココロの揺れを、見事に描いてます。
とくにセリフまわしが絶妙だなぁと。
青春好きな人なら、絶対買いですよ。

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