著者自身が言うように、当たり前に思える話も多いし、類書の主張と共通する部分もある。それでも本書が説得力を持つのは、同期の中でビリに近い成績から尊敬されるキャプテンになるまでに培われた心得が書かれているからだろう。
私も集中力のなさに長年嘆いてきたが、著者は「集中力は自分をコントロールする力」「集中力は後天的なスキル」だと言う。スキルならば何とかなるかと思わせてくれる。また著者は、すぐに集中力が身につかなくてもコツコツ繰り返すことが大事と説く。
3章「集中力を阻害するもの」の中では、私の場合は特にインターネットや体調不良だろう。決意・覚悟が必要、というのは耳が痛いが、はっきり書いてくれてよかった気がする。
同じような話が繰り返し出てくるのは冗長な感はある。集中力のない私のような読者には、それも大事なのかも知れないが。