国家の運営というものが明朗会計で済むほどあまいものではなく,公にできないそれなりのお金が必要というのは理解できますが,これが官官接待や役人の役得に使われるのは納税者として納得いきませんね.増税する前に使い道について襟を正してもらいたいものです.
本書は,田中真紀子氏が外相に就任した頃に話題になった外交機密費と官房機密費のカラクリを詳細な取材に基づいて解き明かしています.知らなかった政治の裏側を見てしまったという感じです.
また,最終章では少し趣が変わって,「機密」とはそもそも何なのか,日本のインテリジェンス(諜報活動,諜報機関のこと)はどのようにあるべきかといった話もあり,いろいろと勉強させてもらいました.