今のSEED同様、放送当時ガンダムファンの中で物議を呼んだ問題作。
ガンダムじゃないだの流行り物の便乗だの言われていたが、ちゃんと最後まで見たらそんな事は言えなくなっています。
ガンダム神話の殻を打ち破っただけのパワーを感じて下さい。
力強く激しく過剰演出な今川演出の虜になっている事でしょう。
オリンピックのように4年に1度行われる世界の覇権を競って戦う代理戦争。
理想的な戦争のカタチとされてきたが、戦争に理想的も何も無かった。
その事を悟った東方不敗は、理想的なアルティメットガンダムに出逢い己の理想を加速していく。
そんな中主人公のドモンは、幽閉された父を救う為国家の犬となり復讐の鬼として兄キョウジを捜し歩く。
刷り込まれた記憶、ライバル達との友情、兄弟愛に師弟愛そして育まれる愛…
この一年間でドモンは、成長し師匠を超え人間として成長する。
格闘的な部分だけ目立ちかつての「ガンダム」とは全く違ったアプローチだが、かつてのガンダムが描こうとしたテーマとさほどかわらない。
確かにリアルではない。しかし、リアルである事が「ガンダム」でもない。
「ガンダム」の何に魅力を感じるかは人それぞれだけど、私にとって「ガンダム」とはロボットの魅力を借りた人間物語だ。
笑えて泣けて感動出来るこのアニメは、ガンダムの名に恥じない作品です。
試行錯誤で手探りな前半を広い気持ちで見れたら、きっと感動的なラストに出逢えるでしょう。
リアルな戦争を描かなかったからこそ、ライブな勢いで作品をまとめれた。
中途半端に戦争を描くより立派だと思います。