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5つ星のうち 5.0
DX起動!, 2006/5/7
レビュー対象商品: 機動新世紀ガンダムX 06 [DVD] (DVD)
ガンダムDX(ダブルエックスと読み、デラックスではない)が初登場し、ガロードの機体がDXに交代する巻。この巻から和やかだった話が少しずつシリアスになり始める。
カトックが死に際に言う「…過ちは繰り返すなよ」はガロードを最も成長させた台詞だと思う。あれ以来ガロードは大量殺戮兵器である「ツインサテライトキャノン」を牽制に使用することはあっても、某ペテンガンダムのように人を殺すために易々と用いるような真似はしなかった。「過ちは繰り返すな」の言葉の意味を分かってるんだなと深く感じた。
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5つ星のうち 5.0
単なる主役機の乗り換えではない、作品の根本的なテーマを絡めつつ、極めて人間的なドラマとして昇華している。カトックとの絆があってこその「ダブルエックス起動!」なのだから。, 2010/5/4
レビュー対象商品: 機動新世紀ガンダムX 06 [DVD] (DVD)
『ガンダムX』全39話の中でも屈指の名エピソードである「ダブルエックス起動!」と、それを核とした「ゾンダーエプタ編」を収録。何年かぶりに観直したのだが、やっぱり泣けた。かつ、やっぱりダブルエックスが歴代ガンダムの中で一番好きなMSだと思った。
所謂「お約束」的な主役機の交代劇を、ここまで人間的なドラマを絡めてカタルシスを伴う形で昇華させた例を他に知らない。強いて言えば『00』におけるエクシア→ダブルオーが一番近いのだが(一度もがれた翼を取り戻して再び飛翔する、みたいな意味合いにおいて)、あっちは半年のブランクが空いてたしエクシアとの接点は実は二個あるGNドライブのうちの一個だけだったし。
まず、ダブルエックスが敵方の新兵器として登場、その脅威によってフリーデンが降伏してしまうという展開。かつ、ダブルエックスは実は15年前にジャミルの乗っていたGXを改修して出来た機体だという…。正に過去の自分の亡霊が15年経って今度は自分を殺しに来るという、この作品のメタフィクショナルなテーマとも見事に符合する展開。
かつ、「フォートセバーン編」のカリスに勝るとも劣らないゲストキャラ「カトック・アルザミール」の存在こそがこの「ゾンダーエプタ編」の要だと思う。はじめは敵だったカトックがティファやガロードとの出会いによって心を動かされ、戦争によって受けた心の傷や悲しい過去と決別し、未来を担う世代=ガロードに手を貸す。結局彼はティファやガロードを庇って命を落としてしまうのだが、それによってダブルエックスの起動には「カトックの遺志を継ぐ」という意味が付与されており、単なるMSの乗り換え以上のドラマ性を獲得することに成功している。
個人的にはこのカトックというキャラクターが、ちょっとガンダムには珍しいタイプの一筋縄ではいかないというか、一癖も二癖もある叩き上げの「アンチエリート」的なオッサンで、まるでNew Orderのベーシストのピーター・フックみたいだなあ、とか。たぶん誰にも分かってもらえない例えだと思うけど。
それと同時に新連邦政府が樹立され、フロスト兄弟が「カテゴリーF」だという事実も判明して前半戦終了、次から後半戦に突入!という感じで、シリーズ全体の一つの山であることは間違いない(その割にDVDのスリーブイラストはかなり地味だが…)。