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機動戦士ガンダムUC(1)  ユニコーンの日(上) (角川スニーカー文庫)
 
 

機動戦士ガンダムUC(1) ユニコーンの日(上) (角川スニーカー文庫) [文庫]

福井 晴敏 , 美樹本 晴彦 , 大森 倖三 , 矢立 肇 , 富野 由悠季
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (43件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 540 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

宇宙世紀0096――伝説の神獣の名を冠したMS「ユニコーンガンダム」が宇宙世紀百年の闇を払う! 文壇の気鋭・福井晴敏が贈る、新たなガンダム神話の幕開け!

内容(「BOOK」データベースより)

工業用コロニーに住む平凡な少年、バナージ・リンクスは、謎の少女オードリー・バーンを助けたことから『ラプラスの箱』を巡る事件に巻き込まれてゆく。宇宙世紀の開闢とともに生まれ、開放されれば連邦政府が転覆すると言われる『箱』の正体とは―。『逆襲のシャア』から3年後、宇宙世紀0096を舞台に、新たなるガンダムが世界に革新の予感を告げる。『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の著者による人気小説が文庫化。

登録情報

  • 文庫: 233ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/2/1)
  • ISBN-10: 4044748055
  • ISBN-13: 978-4044748050
  • 発売日: 2010/2/1
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (43件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:コミック
読んでみて思ったのは、非常にガンダム文脈を意識して書かれた作品だな、ということです。

敵陣営の首魁フロンタルは、敢えて今更(U.C.96においても、2009年においても)確信犯的にマスクを被り真っ赤なMSを駆る、道化師のようなテロリストとして描かれています。自らを道化じみた役回りと割り切った上で、その能力・カリスマ性を最大限政治的に用いるという発想は、かつてのガンダムシリーズにおけるニュータイプ主義者の扱いを思い起こさせます。

他方主人公の乗るユニコーンガンダムは「サイコ・フレームの共振」によって、人同士のシンパシー能力を躍進させることのできるマシンとして描かれ、逆シャアのνガンダムやブレンパワードといった富野作品のガジェットに通じるものがあります。

こなれて文脈を押さえた道具立てだと感心させられる一方、著者のターンエーガンダムなどと比べても、ややガンダムらしすぎているというか、もっと脱線があってもいいと思いました(ガンダムエースの連載で、模型やアニメとのタイアップがある以上、これ位がちょうど良いというのは分かりますが…)。
このレビューは参考になりましたか?
69 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:コミック
前半 作品レビュー】
ガンダムは小説が面白い。絵が安彦良和でCCA直後の宇宙世紀、
ひいては宇宙世紀そのものの歴史にせまるお話です。
小難しいことはこの【前半】ではぬきです。
純粋に、連邦系、ジオン系のラインが濃厚に出たMSが久しぶりに見れたことでもう感無量です。
変形する百式であるδプラス、クインマンサの発展型であるクシャトリヤなど、
やっぱり宇宙世紀のMSはかっこいいと再認識させられます。
さて、ヒロインの女の子、どっかで聞いたことある名前ですが、
その前に・・・どっかで見たことありません?
さあ読んでのお楽しみ・・・。

【後半 レビューに対する感想】
ウッソ氏のレビューは他の巻のものもざっと読んで、
「なるほどそうとも言える」と共感する反面、
「それがすべてではないだろう」という印象も受けました。

私は、最近のガンダムは、美少年美少女ばかりで0083のガトーや08のノリスみたいな渋いおっさん成分が足りないな、と常々思っています。
指摘する点は違えども、「最近のは何か違うよな」という感想は私も持っているのです。

ただ、それを、昔のアニメーター、作家は普通の社会感覚、世界の複雑さを知っていて、今のアニメーターや作家はアニメ漬け世代のヲタクだからそういったものがない、という二元論で語るのは少々大雑把な気がしたのです。

そもそも世界は複雑なんだから、二元できるものではない、はずなので。

最近のアニメも、例えば「マクロスF」の監督は河森正治氏です。日本を代表するメカデザイナーかつ、監督です。
河森氏も富野氏との影響を受けているようで、「アニメを作るならアニメは見るな」と講演で聞き、「事実アニメを3年間見るのをやめた」ことがある(ウィキペディア引用)そうです。

こうしたエピソードから、ウッソ氏の指摘は的を射たものだとは思います。でも、それがすべてではないはずです。

時代の変化もありますし(実に1stから30年です)、どうしても人は昔の作品を美化してしまう。(UCは新作ですが、ベースは宇宙世紀なので一応昔の作品ベース、という解釈です)
またバンダイの戦略も内容に非常に大きな影響力を持っています。
(UCは大人のガンダムとして作られてますし、SEEDや00は子供〜青少年向けに作られています)
ウッソ氏が「最近のはなんか違う」と思うのもバンダイの戦略のうちかもしれません。

また、作品の方向性に大きく関与する監督や脚本などを手がける人たちは、当然チームを率いて仕事をするし、外部との折衝もあります。
そうした人たちを一くくりに、「最近のアニメーターはアニメ漬け世代のヲタクで世の中を知らない」と呼ぶのはやはり違和感があるなと、そう感じました。

アニメの初期世代であり、アニメも好きなはずなのに、文芸とライトノベルをやたらと差別したりと、「いわゆるヲタク的なもの」に対する偏見があるように思ってしまいました。(そうでないのなら、すみません)
UCがいい作品なら、UCがいいと言うだけでもいいはずなのに、どうして若い世代への偏見や批判もいっぱい書いてしまうのでしょうか。

私も1年ほど前まで、ヲタク文化に偏見がありましたが、ニコニコ動画などでアングラな創作活動のクオリティの高さや、並々ならぬ熱意と努力を知り、「バンドの練習や部活に没頭するのと変わらないじゃん」と思えるようになりました。

世間的に「ちょっと痛い」萌え系の趣味があったり、創作をしていたりする人も、意外と普通のサラリーマンだったりするものなのです。

消費するだけのニートキモヲタやネットリテラシーのない人間には閉口しますが、そうでないヲタク文化の担い手に対しては、偏見なしで敬意を払いたいものだと今では思っています。

若輩者が生意気なことを言ってしまいすみません。こんな意見もあるんだ程度に思っていただければ幸いです。
このレビューは参考になりましたか?
407 人中、309人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:コミック
 富野氏のガンダムを見ていた世代が、今では社会に出て30代後半から40代になり、社会を動かす最前線に立っている訳だが(私は36歳になるが)、その私達が現在作られているガンダム等を見ていてまず思うのは、「今の製作者の多くが、アニメ漬けで育った、”大人”と”社会”をリアルに表現できない”オタク”」ということである。
(富野氏は以前から、そういう現状を手厳しく批判していたが)

 10代の少年少女が主人公である点は昔と変わらなくとも、その「子供」がもっともらしい理由があっても簡単に指導者のような立場になり、「世界を救ってしまう」といったストーリーに違和感を覚えた、私と同世代の大人は多いのではないだろうか?
 私の同世代の多くが今では現実社会の中で、組織の中間管理職などで苦労していると思うが、人を、社会を、組織を動かすということが、いかに巨大で困難なことかを日々実感しているはずだ。

 そして、アニメに描かれる”彼ら”の言動が、余りにも”キレイすぎる”ことに違和感を持ちはしなかっただろうか? ”彼ら”の言動に、ハッキリと正誤の白黒がついていることが多いことに違和感を持った方も多いのではないだろうか?
「世の中って、そんな単純なものじゃないよ」と歯がゆく思ったことはないだろうか?
(※ネット上で見る若い世代のアニメ感想等を見ると、やたらと”黒い”とか”汚い”とか、簡単に道徳的善悪論で判別してしまう見方が多いことに気づく)

 一方で目立つのが、そういった作品群に描かれる”大人たち”のステロタイプなチープさである。
 彼ら製作者はアニメ黄金時代に少年期を送った私たちの同世代なのだが、恐らくアニメ漬けで育ってその業界に入り、市井の一般的な生活体験に乏しいのだろう。”普通の大人と社会”というものがまったく描けていないのである。
 登場するのは、”パターン化され、善悪いずれに属しても言動がキレイ過ぎる美少年美少女”と”まるで背景記号のような大人たち”だけだ。
 
(※ただ一方でこれらは、今の私達大人が、若い世代に対して、”現実に存在する潔い大人像”を現実に見せてこなかったことに対する”痛い”結果でもあるのだろう。
 1970〜80年代、「新人類=ニュータイプ」と呼ばれた私たちの世代も、結局は青少年期には冷ややかに見ていた筈の”普通の大人”以上にも以下にもなりえなかったことの証左でもあるのだ)

 まがりなりにも、青少年期を脱して実社会に出た”大人達”から見れば、人間というものは、単純に美しくも綺麗でもないし、一方で極端に”黒く”も”汚く”もなく、その間をフラフラと行ったり来たりしながら、格好悪く、しかし一生懸命に、日々を”生臭く”生きていく生き物だと知っている訳で(だからこそ、人間は悲劇を、或いは喜劇を繰り返す生き物なのだが・・・)、”アニメ”に描かれるような”綺麗さ”も”汚さ”も現実にはありえないし、そのようなもので世界は動いていないと痛感するのである。

 富野作品が画期的だったのは、そして富野ガンダムが魅力的だったのは、私から見れば別に”戦闘シーンや兵器がリアルでカッコイイ”などということではなく、そこに登場する人間たちが異様に生々しく、煮えきらず、エゴイスティックで、”生臭かった”からだ。
 そこに描かれる人間たちの”業”の生々しさにこそ、私は(或いは私達は)惹かれたのだ。

 前置きが長くなったが、作者の福井晴敏氏が一部で富野監督の後継者と目されるているのは、そういった”ナマの””現実の”社会と大人を書ける力量があるからだ。
 主人公は少年少女であっても、ガンダム・ユニコーンをはじめ福井作品の世界を動かしているのは、現実の”特別カッコよくもなく、良い人でもなく、一方で悪人でもない”普通の大人たちであり、だからこそ生まれる悲劇、人の業の悲しさを”富野由悠季の弟子”に恥じない表現力で描いている。
(※と同時に、ガンダムのメッセージ性は、少年少女たち新しい世代に希望を託する性格を帯びてくるのだが、それが危険な”諸刃の剣”であったことを、我々の世代は90年代以降に起きた様々な事件を通して実感している。
 富野氏は、ガンダムエース創刊号において、「こんな本(※注 ガンダムエースを指して)を読んでいてはダメだ!(=現実の世界に戻れ!)」と富野氏一流の表現で、警鐘を鳴らしている)

 最後に、本の装丁にはクレームを付けたい。

 まるで”コミックス”並みの安い装丁の表紙と作り。だから、小説なのに「コミック・コーナー」に置いてある。
 内容は素晴らしいだけに、2,000円を超えてもきちんと重厚な表紙とハードカバーで、新書として文芸欄に並べられる本にして欲しかった。
 せめてもの抵抗で”文芸カバーバージョン”を買ったが・・・宮部みゆき氏の推薦文が短いが素晴らく、最低限の慰めにはなった。

 曰く「ガンダム? モビルスーツ? いえいえ。将来の若者に向けた”戦争と平和”ですよ・・・」。
 簡潔に素晴らしい評だと思う。ガンダム市場の加速する”オタク化”に一石を投じる良作である。 
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投稿日: 2010/3/17 投稿者: 富野子
本の仕様についての評価です
ガンダムUCのスニーカー文庫本です。

仕様ですが、表紙は美樹本さんのイラスト、... 続きを読む
投稿日: 2010/2/4 投稿者: 三輪そーめん
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