早いもので、もう七巻である。いつも単行本の終盤は大きな見せ場をつくってくれるが、今回も超弩級の展開が待っていた。二機のユニコーンの対決、ミネバの決意、ビスト家の光と闇、ジンネマンとマリーダの絆・・・。そしてラストには想像すら出来なかった二つの艦の邂逅があり、ユニコーンはさらなる覚醒を見せる。ファーストファンは宇宙世紀の新たなる歴史を目の当たりにする。物語は佳境に入りつつあり、今後はバナージ・ユニコーン対フロンタル・シナンジュの対決が本格化していくのだろう。この後の巻でも、今まで以上の盛り上がりを見せてくれること間違いなし。福井晴敏ほどの人が全霊を注いでガンダムを書くと、こうも素晴らしいものができあがるのか。当然今後も期待するが、もう一つ、ガンダム生誕30周年作品はぜひユニコーンの映像化をお願いしたい。