「逆襲のシャア」から三年後を描いた宇宙世紀ガンダムの続編。
特筆すべきは丁寧に描かれた戦闘。敵味方の主役級だけでなく一般兵にいたるまで「第08MS小隊」や「0083」のレギュラーパイロット級の技量やしぶとさを備えている、と言えば伝わるでしょうか。
全編にわたって活躍するジオン残党が使用するニュータイプ専用モビルスーツのクシャトリヤが孤軍奮闘する様も圧巻ですが、それ以外にも一般兵が乗るギラドーガーっぽい機体のしぶとさ、さらには連邦軍の量産型を駆る名もなきエースパイロット達の技量もすごいです。簡単にはやられません。中にはモビルスーツから出てきて生身でバズーカをぶっぱなしてクシャトリヤをかく乱するやり手までいる始末。一機のモビルスーツを撃墜するのがどれだけ大変かを丁寧に描いていると思います。このあたり、ビームライフル一発であっさり撃墜されていく昨今のテレビシリーズとは一線を画していますね。
ただしストーリーの方は、私が小説未読のせいもあるでしょうが、特に真新しさを感じさせませんでした。ガンダムの始まり方の例に漏れず、民間人の主人公が戦争に巻き込まれて――って感じ。まぁ第一話ですからね、まだまだこれから。ですが民間人が戦争に巻き込まれて死んでいく描写は短時間なれど真に迫っており、ファーストくらいの悲惨さを感じました。このあたりの作りも丁寧だと思います。
宇宙世紀の続編らしく「たぶんあの人の正体は……」的な要素も含まれており、見応えは十分。第二話が待ち遠しいですね。