30年の歴史を誇る「機動戦士ガンダムシリーズ」。
これまで音楽を担当されたのが名だたる作曲家様方と知り、拝聴させて頂きましたが本当に素晴らしかったです。
澤野弘之氏にとっては「ガンダムシリーズ」への憧れと喜び、
同時に、歴代の名作曲家様が織り成して来られた世界を受け継ぐことへのプレッシャーもおありだったのではないか…。
劇場に集まったたくさんのファンの皆様の熱気に圧倒されて、余計な老婆心ながら、そんなことも思いながら「ユニコーンの日」を拝見させて頂きました。
申し訳ないことに、ガンダム作品を知らなかった私ですが、『ガンダムUC』はシリーズの中でも初期の作品に忠実な正統派であり、「品格と知的さを備えたガンダム」だという評判を聞いていました。
「素晴らしい…」
初めて知った『ガンダム』世界の深さと美しさ。
心満たす感動は予想を遥かに超えて、物語の持つ奥深さと面白さに引き込まれ。
漆黒の闇に、流星のように閃いたユニコーンガンダムの姿を見た瞬間の胸の鼓動、ときめき、高鳴り…。
過去のガンダム作品を紐解きたい…と、私はすっかり世界に魅了されていました。
待ち焦がれたサウンドトラックは、「ガンダムUCの世界」に触れた感動を呼び覚ます力強いものでした。 先の懸念など不要だったと、申し訳なく思いました。
ジャケットに描かれたユニコーンガンダムの美しい横顔。その白い背景が、音楽によって輝く色彩に染まりゆくような素晴らしい名盤だと感じています。
『U.C.0096』で始まる本作は壮大なオーケストレーションですが、澤野氏ならではの細やかな魅力も備わり、
またガンダム作品への敬意と信愛の想いが強く伝わって来ます。
太古より幻とされたユニコーン。
その存在は、人々の心の中に在る『希望』『誇り』『光』を象徴していたのではないか…『UNICORN』を聴いて、そう感じました。
聖歌のように美しい曲や、優しい歌声に魅了される曲も収録されています。
そして澤野氏の音楽ファンとしては、いい意味で、次回作への期待も高まります。
「バナージとユニコーンの出会い」と同じく、「澤野氏とガンダムの出会い」も、まだ『序章』ではないかと思うのです。
『ガンダムUC』と『澤野弘之氏の音楽世界』、双方が持っている魅力は、どこか似ているように感じます。
主人公バナージ・リンクス、と澤野氏。
憧れた…、あるいは引力を感じずにはいられない世界に導かれた両者に重なるのは、新時代の息吹と胎動を感じる希望と可能性、そして、確信の光。
ガンダム30周年の作品に、
今年30歳になる澤野弘之氏。
古橋監督様のお言葉と同じく、私も因果的な運命を感じずにはいられない名盤と思っています。
(ご共感下さった5名の方に感謝なのですが、表現を一部、3/24に追加・変更しました。主旨は変わってないので何卒ご容赦頂ければ幸いです)